1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、3.81ポイント(0.92%)下落し、411.64で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。第1節は小高く始まったが、第2節に入って急速に値を下げた。その後やや値を戻したが、戻り待ち売りも入り、今日の安値近くで引けた。インデックスは5週連続・3ヶ月連続上昇しており、利益確定の売りは入り安い状況になっている。月が替わる来週から、これまでの相場展開に変化が生まれるか、注目される。
株価:前営業日比で84銘柄が上昇、59銘柄が下落した。
時価総額最上位銘柄では下落したものが優勢だった。4%超と大幅に下落したのは、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ビンパールランド(VPL)、タンタオ工業投資(ITA)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ペトロベトナム運輸(PVT)など。一方、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、サコムバンク(STB)、ホアファット(HPG)など。FPTとサイゴン証券(SSI)は変わらずだった。
STBとSSIに続いて商いが多かったのは、ベトナム電気建設(VNE)。PVT、ITA、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)の商いも多かった。
トゥリエム都市開発(NTL)、バリア・ブンタウ住宅開発(HDC)、ベンチェ林水産(FBT)、ラムドン鉱産建設(LBM)、ビナシップ海運(VNA)などがストップ安した。
こうした中、アジアヒュウリエン(HLA)、バー山タイニンロープウエー(TCT)、ホーチミン市証券(HCM)、イディコ都市住宅開発(UIC)、ハナム鉱産(KSH)、フーニュアンジュエリー(PNJ)などはストップ高した。
海外投資家はファーライ火力発電(PPC)、総合フォワーディング(GMD)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、リー冷蔵電気(REE)などへ大きく売りを入れた。一方、STB、PPC、FPT、ビナミルク(VNM)などへは買いを入れた。STBとFPTでは買い越した。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは1.83ポイント(1.29%)上昇し、144.13で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、72銘柄が上昇し88銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では高安相半ばした。サハバンク(SHB)が大幅に上昇した。保険2銘柄の下げが目に付いた。
ソンダ・ビナコネックス銘柄ではようやく反発したものも見られた。ソンホン建設(ICG)、カントーセメント(CCM)は堅調。バックリィウ水産(BLF)は続落した。
海外投資家は買い越した。SHBへは117万株強、またペトロベトナム技術サービス(PVS)には14万株強、それぞれ買いを入れた。一方、ペトロベトナム保険(PVI)、キンバック都市開発(KBC)、バオベト証券(BVS)へは売りを入れた。