1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、1.68ポイント(0.33%)下落し、.509.59で終えた。売買高・売買代金はやや増加した。第1節で9ポイント強続伸していたが、第2節で大幅に反落した。その後も方向感を欠く展開。上値の520レベルが重く、第3節では今日の安値近くで引けた。海外投資家は先週からの売り越しを続けた。
株価:前営業日比で85銘柄が上昇、72銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では、下落したものが優勢だった。FPT、ペトロベトナム運輸(PVT)、キンド食品(KDC)などは4%超下落した。一方、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、サコムバンク(STB)、ソンダ工業団地(SJS)、ホーチミン市証券(HCM)、ビンチャイン建設投資(BCI)などはストップ高した。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)は変わらずだった。
STBは今日も1,000万株を超える商いで活発に取引された。SSI、タイニンブルボン(SBT)などがこれに続いた。HAGも商いは200万株弱あった。
上述以外では、ラムソン製糖(LSS)、ビンホアン(VHC)、ペトロベトナム総合サービス(PET)、ビエンホア製糖(BHS)、タイビン文化(ALT)などがストップ安した。
SSIを除く金融関連や不動産などでは高いものが多かった。
海外投資家が大きく売りを入れたのは、ファーライ火力発電(PPC)、チュオンタイン木材加工(TTF)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、SJS、HAGなど。一方、PPCへは買いも入れたが、ネットでは売り越した。STB、FPT、BCIへも買いを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは3.32ポイント(1.78%)下落し、182.92で引けた。売買高・売買代金は大きく変わらず、高い水準を維持した。
株価:前営業日比で、122銘柄が上昇、64銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は上昇したものがやや優勢だった。ただし、終値では平均株価を下回ったものが多かった。
商いが多かったのはACB銀行。キムロ証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)、。サハバンク(SHB)、キンバックシティーグループ(KBC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などがこれに続いた。
ホーチミン市場から上場変更し、今日から取引をスタートさせたハロン缶詰(CAN)、サイゴンフィッシングネット(SFN)、ザウクア港(VGP)はいずれもストップ高した。
海外投資家は僅かながら買い越した。ビナコネックス高級タイル(VCS)、KBC、VCGなどへ買いを入れた。一方、SHBやコックサウ石炭(TC6)、第6ソンダ(SD6)、タインホアビール(THB)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ベトチ化学・株式配当(株式割当10対1)