1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、21.55ポイント(4.37%)下落し、.471.97で終えた。売買高・売買代金共に大幅に縮小した。米株式相場が大幅反落し、世界的な景気底入れ期待が後退したことや、高値警戒感が強まっていたことで、大幅に続落した。VNインデックスが20ポイント以上下落したのは2008年9月30日以来。海外投資家は再び売り越しに転じた。
株価:前営業日比で12銘柄が上昇、153銘柄が下落した。145銘柄がストップ安した。
時価総額上位銘柄で上昇したのは、ストップ高したソンダ工業団地(SJS)のみだった。
900万株弱取引されたサコムバンク(STB)が売買高第1位だった。ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、プルデンシャルバランスファンド(PRUBF1)、ベトナムブルーチップファンド(VFMVF4)なども活発に商いされた。商いを伴って上昇したのは、PRUBF1と577投資(NBB)などだった。
SJSやNBBの他、トゥリエム都市開発(NTL)もストップ高した。
海外投資家が大きく売りを入れたのは、STB、SJS、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ビナミルク(VNM)、FPTなどだった。一方、DPM、FPT、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)などへは買いを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは10.77ポイント(6.13%)下落し、165.03で引けた。売買高・売買代金は縮小した。
株価:前営業日比で、15銘柄が上昇、179銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面安。小幅下落に留まったのは、ベトナム国家再保険(VNR)程度だった。
商いが多かったのはACB銀行、サイゴンケーブル(CSG)、サハバンク(SHB)、ベトナムダバコ(DBC)など。売買高上位で上昇したのは、DBC程度だった。
ホーチミン市場から上場変更したサイゴンマリタイム(SHC)とPPビンズオンパッケージ(HBD)などはストップ高を続けた。
海外投資家は売り越した。大きく売りを入れたのは、ティエンフォンプラスチック(NTP)。タックバー水力発電(TBC)、VNRへも売りを入れた。一方、ビナコネックス高級タイル(VCS)、キンバックシティグループ(KBC)などへは買いを入れた。