1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、17.67ポイント(4.03%)上昇し、.456.22で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節では2ポイント強の反発に留まっていたが、自立反発狙いから、サイゴン証券(SSI)やサコムバンク(STB)へ買いが入り出すと、その勢いは市場全体に広がった。金融大型株の上場も控えており、相場好転への期待が先行したことで、大幅反発に繋がった。ただし海外投資家は大きく売り越した。
株価:前営業日比で144銘柄が上昇、20銘柄が下落した。123銘柄がストップ高した。
時価総額上位銘柄はほぼ高値での全面高。下落したのは、ソンダ工業団地(SJS)、ハウザン製薬(DHG)程度だった。
商いが大きかったのは、STB、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)など。
大幅に下落したものには、ハンサイン自動車(HAX)、バリア・ブンタウ住宅開発(HDC)、ダナンゴム(DRC)、タックモ水力発電(TMP)などがあった。
海外投資家が大きく売りを入れたのは、SAM、ファーライ火力発電(PPC)、ホアセン(HSG)、STB、DRCなどだった。一方、PVF、PPC、タイニンブルボン(SBT)、ベトナム電気建設(VNE)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:第16リコジ(LCG)・株式配当(株式割当2対1)、サフィ運輸代理(SFI)・株式配当(株式割当1対1)、無償増資(株式割当1対1)、サイゴン通信技術(SGT)・株式配当(株式割当100対12)、無償増資(株式割当100対3)、カビコベトナム建設採鉱(MCV)・株式配当(株式割当100対12)、無償増資(株式割当100対5)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは8.40ポイント(5.63%)上昇し、149.23で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、172銘柄が上昇、25銘柄が下落した。平均株価で38銘柄がストップ高した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄で下落したのは、ビナコネックス総公社(VCG)とベトナム国家再保険(VNR)の2銘柄のみ。
商いが大きかったのはそのVCG、そしてACB銀行、キムロン証券(KLS)、サハバンク(SHB)などだった。
海外投資家は売り越した。大きく売りを入れたのはキンバックシティグループ(KBC)、コックサウ石炭(TC6)、ペトロベトナムドリル溶液(PVC)、KLSなど。一方SHBへ47万株強の買いを入れた他、バオベト証券(BVS)、第7ソンダ(SD7)などへも買いを入れた。