1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、12.16ポイント(2.77%)下落し、426.67で終えた。5営業日続落した。売買高・売買代金共に縮小した。第1節では3ポイントの下落に留まっていたが、第2節に入ると売りが強まり、下げ幅が拡大。第3節でも一段安となり、今日の安値で引けた。ベトコムバンク(VCB)とバオベトグループ(BVH)がストップ安したことが、依然相場の重しとなった他、金融関連銘柄の不振が響いた。海外投資家は買い越したが、商いは縮小した。
株価:前営業日比で10銘柄が上昇、147銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄で上昇したのはビナミルク(VNM)とホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)のみだった。VCBやBVHの他、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、サイゴン証券(SSI)、ビンコム(VIC)、タンタオ工業団地(ITA)などもストップ安した。
商いが最も大きかったのはサコムバンク(STB)。サイゴン証券(SSI)、サコム通信ケーブル(SAM)、HAGなどがこれに続いた。
上述以外で上昇したのは、ベトイ鉄鋼(VIS)、ビンホアン(VHC)、ベトナムタヤ電線(TYA)、資材石油(COM)、インターフード(IFS)、タイニンゴム(TRC)などだった。
海外投資家はファーライ火力発電(PPC)、FPT、VNM、ペトロベトナム運輸(PVT)、ビンチャイン建設投資(BCI)などに買いを入れた。一方VNM、PPC、ベトハン生産(VHG)、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ペトロベトナムドリリング(PVD)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは4.76ポイント(3.25%)下落し、141.61で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、35銘柄が上昇、145銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄で上昇したのは6.19%上昇したサハバンク(SHB)のみだった。ビナコネックス総公社(VCG)、バオベト証券(BVS)、キムロン証券(KLS)、ホアンマイセメント(HOM)が4%超下落した。
取引が多かったのはそのSHBとACB銀行、KLSなどだった。
海外投資家は買い越した。大きく買いを入れたのはペトロベトナム技術サービス(PVS)やサイゴンハノイ証券(SHS)など。一方、PVSやVCGなどへは売りを入れた。