1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、6.42ポイント(1.5%)上昇し、433.47で終えた。売買高・売買代金共に増加した。世界的な株高やサイゴン証券(SSI)の業績発表などを受けて、第1節では11ポイント強上昇した。第2節開始直後に一段高となり、今日の高値を付けた後は、上げ渋った。その後も売りに押されたが、VN指数432レベルでの下値は固かった。商いは前日よりも増加したが、1兆ドンと大きくは戻っていない。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で129銘柄が上昇、17銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では全面高の展開が続いた。ただし4%超上昇したのはタンタオ工業投資(ITA)だけだった。一方下落したのはホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)のみだった。ビナミルク(VNM)、SSI、ソンダ工業団地(SJS)などは変わらずだった。SSIは高く始まったが、その後売られた。
商いが最も大きかったのは450万株強取引されたサコムバンク(STB)。上場初日のヴィエティンバンク(CTG)、SSI、サコム通信ケーブル(SAM)などがこれに続いた。CTGの終値は4万100ドン、売買高は240万株強だった。
海外投資家はホアファット(HPG)、バオベトグループ(BVH)、STB、ファーライ火力発電(PPC)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)などに買いを入れた。一方ベトハン生産(VHG)、SSI、PVF、リー冷蔵電気(REE)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:タインコン縫製(TCM)・無償増資(株式割当100対12)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは2.95ポイント(2.06%)上昇し、145.85で引けた。売買高・売買代金共僅かに増加した。
株価:前営業日比で、150銘柄が上昇、31銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄で下落したのはサイゴンハノイ証券(SHS)のみだった。一方、ビナコネックス総公社(VCG)、ホアンマイセメント(HOM)が6%超上昇した。
キムロン証券(KLS)、VCG、ACB銀行の3銘柄は100万株以上取引された。
海外投資家は僅かながら買い越した。大きく買いを入れたのはキンバック都市開発(KBC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、サハバンク(SHB)など。一方、ビナコネックス総公社(VCG)、KLS、KBCなどへは売りを入れた。