1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、4.80ポイント(1.11%)下落し、428.67で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。世界的な株高は続いているものの、ベトナム市場では強気な展開は続かず、3営業日ぶりに小幅反落した。上場2日目のヴィエティンバンク(CTG)が続落し、ストップ安した。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で27銘柄が上昇116銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものが優勢だった。CTGの他、ビナミルク(VNM)がストップ安した。ベトコムバンク(VCB)、バオベトグループ(BVH)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)なども安かった。一方、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ビンコム(VIC)、タンタオ工業投資(ITA)などが上昇した。ホアファット(HPG)、FPT、ペトロベトナムドリリング(PVD)などは変わらずだった。
商いが最も大きかったのはSTB。SSI、ITA、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)などがこれに続いた。
ベトイ鉄鋼(VIS)、サイゴンケーブル(CSG)、ビンホアン(VHC)、マリーナハノイ(MHC)、ノースキンド(NKD)、ダナンゴム(DRC)などが上昇した。
海外投資家はSTB、ファーライ火力発電(PPC)、HPG、DPM、VNMなどに買いを入れた。一方PPC、VNM、リー冷蔵電気(REE)、総合フォワーディング(GMD)などへ売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは1.68ポイント(1.15%)下落し、144.17で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、34銘柄が上昇、145銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄で下落したものが多かった。サハバンク(SHB)、バオベト証券(BVS)、キムロン証券(KLS)、サイゴンハノイ証券(SHS)が3%超下落した。一方、ビナコネックス総公社(VCG)とホアンマイセメント(HOM)は大幅に上昇した。
300万株以上商いのあったVCGを始め、ACB銀行、キンバック都市開発(KBC)、キムロン証券(KLS)の4銘柄が100万株以上取引された。
ビエンリエン(UNI)、ビネコ鉄鋼(SSM)、ザウクア港(VGP)などは大幅上昇した。
海外投資家は買い越しを続けた。50万株強買いを入れたのはキンバックシティーグループ(KBC)。ティエンフォンプラスチック(NTP)とタックバー水力発電(TBC)にも買いを入れた。一方、VCGへは50万株強売りを入れた。