1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、3.55ポイント(0.86%)上昇し、416.43で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。世界的に株高傾向が見られ、一方続落していたベトナム市場では割安感が出て来たものもあり、相場は小幅に反発した。VNインデックス410レベルの下値支持線も意識された模様。ただし商いは低調なまま。海外投資家の買い越しが目に付いた。
株価:前営業日比で113銘柄が上昇、35銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが多かった。ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、リー冷蔵電気(REE)、キンド食品(KDC)などが3%超上昇した。一方、ヴィエティンバンク(CTG)、バオベトグループ(BVH)、サイゴン証券(SSI)、タンタオ工業投資(ITA)などは下落した。
商いが最も大きかったのはサコムバンク(STB)。CTG、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、SSI、ITA、サコム通信ケーブル(SAM)などがこれに続いた。
ビンミンプラスチック(BMP)、バオミン保険(BMI)、マニュライフ成長ファンド(MAFPF1)、VFMVF1、南部バッテリー(PAC)などがストップ高した。
海外投資家はSTBに90万株以上の買いを入れた。その他、CTGへも50万株余り買いを入れた。PVF、FPT、REEなどへも買いを入れた。一方ファーライ火力発電(PPC)、REE、STB、BVHなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:中央種苗(NSC)・配当(額面比8%)、無償増資(株式割当100対32)、株式配当(株式割当100対7)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは1.82ポイント(1.31%)上昇し、140.37で引けた。売買高・売買代金共に一段と縮小した。
株価:前営業日比で、115銘柄が上昇、48銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄ではほぼ全面高。ペトロベトナム保険(PVI)、ビナシン投資石油運輸(VSP)が大幅に上昇した。一方サイゴンハノイ証券(SHS)、ホアンマインセメント(HOM)は下落した。タックバー水力発電(TBC)は変わらずだった。
ACB銀行とキムロン証券(KLS)の商いは100万株を超えた。
海外投資家は買い越した。キンバック都市開発(KBC)、PVI、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などへ大きく買いを入れた。一方、ビナコネックス総公社(VCG)へは売りを大きく入れた。