1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、14.72ポイント(3.51%)上昇し、434.20で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節で2ポイント強下落した後、第2節に入ってからは僅かに上場に転じたが、低調な取引が続いた。しかし10時を過ぎたあたりから世界的な株高と海外投資家の買い越しが続いていること、好業績などが手がかりとされ、買いが入り始めると、その後は一気に全面高の展開。VNインデックスが2桁上昇したのは7月6日以来。3営業日続伸は7月初旬以来であった。
株価:前営業日比で148銘柄が上昇、7銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面高ベトコムバンク(VCB)、ベオインバンク(CTG)、バオベトグループ(BVH)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)などは、いずれもストップ高した。
商いが最も大きかったのはSTB。SSI、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)などがこれに続いた。
中小型株でもハパコ(HAP)、第16リコジ(LCG)、第5建設(SC5)、チュオンタイン木材加工(TTF)、サフィ運輸代理(SFI)、建設資材販売(CNT)、577投資(NBB)、ダナンゴム(DRC)などがストップ高した。
上場初日だったベンチェドンハイ(DHC)の終値は1万7,400ドン、売買高は3万1,510株だった。
こうした中でカントー農業技術資材(TSC)、フルパワー(FPC)、チベコ飲料(TRI)などが下落した。
海外投資家は買い越しを続けた。VCB、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアファット(HPG)、タンタオ工業投資(ITA)などへ大きく買いを入れた。一方VCB、総合フォワーでゥィング(GMD)、ビナミルク(VNM)、リー冷蔵電気(REE)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは7.73ポイント(5.53%)上昇し、147.55で引けた。売買高・売買代金共にほぼ倍増した。
株価:前営業日比で、161銘柄が上昇、29銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高。ビナコネックス総公社(VCG)、タックバー水力発電(TBC)、キムロン証券(KLS)、サイゴンハノイ証券(SHS)が4%超上昇した。
商いが大きかったのはACB銀行、VCG、KLS、ビナシン投資石油運輸(VSP)、キンバック都市開発(KBC)などだった。
初日を迎えたモンズオン石炭(MDC)の平均株価は2万1,200ドン、売買高は1万2,200株だった。
海外投資家は僅かながら売り越した。VCGとKBCへ大きく売りを入れた。一方ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、などへは買いを入れた。