1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、0.39ポイント(0.08%)下落し、499.69で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節では3ポイント強続落していたが、第2節では一時前日終値を上回る場面もあった。その後揉み合ったが、第3節に掛けては下げ渋った。海外投資家は商いを縮小させつつ、売り越した。
株価:前営業日比で63銘柄が上昇、67銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものが目に付いたが、下げは僅かだった。上昇したのは、ペトロベトナムドリリング(PVD)、ビンコム(VIC)、タンタオ工業投資(ITA)、キンド食品(KDC)など。KDCはストップ高を続けた。
サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、リー冷蔵電気(REE)などが活発に取引された。
金融関連銘柄はいずれも小幅ながら全面安。鉄鋼、不動産・建設などは高かった。
初日を迎えたフオックホアゴム(PHR)の終値は4万3,200ドン。取引基準株価からストップ高した。売買高は1万9,600株だった。
海外投資家は、タイダイフンプラスチック(TPC)、REE、SSI、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などへ売りを入れた。一方ビンチャイン建設投資(BCI)、ドンフーゴム(DPR)、CII、DPMなどへは買いを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.59ポイント(0.38%)上昇し、156.41で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、82銘柄が上昇、108銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では下落したものが多かった。ただ下げは小幅に留まり、最も下落したヴィエティンバンク証券(CTS)でも2.97%下落しただけだった。キンバックシティグループ(KBC)、ビナコネックス総公社(VCG)、ホアンマイセメント(HOM)が上昇、ブッソンセメント(BTS)は変わらずだった。
商いが活発だったのは、KBC、VCG、サハバンク(SHB)、キムロン証券(KLS)、ACB銀行などい。ベトナムダバコ(DBC)やニンビン火力発電(NBP)も売買高上位につけ、続伸した。
鉄鋼・電力などが高かった。
初日を迎えたバクカン鉱産(BKC)の平均株価は4万8,200ドン、売買高は5万3,100株だった。
海外投資家は売り越した。ペトロベトナム技術サービス(PVS)へは25万株売りを入れた。KBC、VCGへも大きく売りを入れた。一方KBCへは41万株強買いを入れた。ティエンフォンプラスチック(NTP)、ベトナムダバコ(DBC)にも買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:第9.06ソンダ(S96)・配当(額面比10%)