1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、8.77ポイント(1.76%)上昇し、508.46で終えた。売買高・売買代金共に僅かに縮小した。第1節で5ポイント強上昇した後、第2節では売りが優勢に。ただし503レベルで下値が堅かったことから次第に買いが入った。第3節に掛けては一段高となり、今日の高値で引けた。海外投資家は連日売り越した。
株価:前営業日比で145銘柄が上昇、9銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄ではほぼ全面高の展開。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、タンタオ工業投資(ITA)などが大幅に上昇した。下落したのはソンダ工業団地(SJS)とヴィンソンソンヒン水力発電(VSH)程度だった。ベトコムバンク(VCB)、ヴィエティンバンク(CTG)、ビナミルク(VNM)、バオベトグループ(BVH)などは変わらずだった。
サコムバンク(STB)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サイゴン証券(SSI)、サコム通信ケーブル(SAM)、ITAなどが活発に取引された。
ビエンホア製菓(BBC)、バリア・ブンタウ住宅開発(HDC)、トゥオンアン植物油(TAC)、サイゴン技術通信(SGT)、ビナスン(VNS)などがストップ高した。
初日を迎えたDIC総公社(DIG)の終値は6万6,000ドン。取引基準株価からストップ高した。売買高は2,100株に留まった。
海外投資家は、BVH、VCB、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ナムベト水産(ANV)などへ売りを入れた。一方ファーライ火力発電(PPC)、FPT、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:サイゴン燃料(SFC)・配当(額面比20%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは2.54ポイント(1.62%)上昇し、158.95で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、162銘柄が上昇、36銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高だった。キンバックシティグループ(KBC)が6%超上昇し、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ビナコネックス総公社(VCG)は共に3%超上昇した。
商いが最も活発だったのは、上場初日を迎えたペトロベトナム建設(PVX)。500万株以上の大商いだった。キムロン証券(KLS)、サハバンク(SHB)、ACB銀行、VCGなどがこれに続いた。
PVXの平均株価は2万9,400ドンだった。フオンナム教育開発(SEB)とダナン教育開発(DAD)も株式上場した。
海外投資家は売り越した。KBCやソンホン建設(ICG)へは10万株以上、ホアンマイセメント(HOM)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、VCGへは5万株余りの売りを入れた。一方第5ソンダ(SD5)へは8万株以上の買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ビントゥアン図書設備(BST)・配当(額面比6%)