1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、5.44ポイント(1.07%)上昇し、513.90で終えた。売買高・売買代金共に増加した。小幅ながら続伸したことで、6月9日につけた年初来高値を更新した。商いも活発となり、売買代金も8月14日以来、2兆ドンを超えた。一方海外投資家は3営業日ぶりに買い越した。
株価:前営業日比で101銘柄が上昇、35銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では高安まちまちだった。大幅に上昇したのはビナミルク(VNM)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、DIC総公社、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)など。一方、銀行銘柄などは今日も安かった。ベトコムバンク(VCB)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアファット(HPG)、サイゴン証券(SSI)などは変わらずだった。
ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコムバンク(STB)、ペトロベトナム総合サービス(PET)、ベトナム石油運輸(VIP)、SSIなどが活発に取引された。
海外投資家は、SSI、ファーライ火力発電(PPC)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、HPGなどへ買いを入れた。一方SSIへは売りも大きく入れたが、ネットでは買い越した。その他、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ナムベト水産(ANV)などへも売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ホアアン(DHA)・配当(額面比10%)、OPC製薬(OPC)・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは1.52ポイント(0.96%)上昇し、160.47で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、106銘柄が上昇、75銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は高安まちまちだった。大幅に上昇したのは、キンバックシティグループ(KBC)、ビナコネックス総公社(VCG)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)など。ペトロベトナム技術サービス(PVS)、キムロン証券(KLS)、ビナシン投資石油運輸(VSP)は小幅上昇した。一方、ACB銀行、ペトロベトナム保険(PVI)、ベトナム国家再保険(VNR)が変わらずだった。それ以外は小幅下落した。
商いが最も活発だったのは、KBC。VCG、ACB銀行、KLS、サハバンク(SHB)などがこれに続いた。
ザウクア港(VGP)、ビナコネックススアンマイコンクリート(XMC)、ドアンサポート(DXP)、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)、PVX、ソンダタンロン(STL)、ビネコ鉄鋼(SSM)、ベトドゥック鉄鋼(VGS)などの上昇が目立った。
海外投資家は買い越した。VCG、PVS、KBCなどへ大きく買いを入れた。一方、ソンホン建設(ICG)、KBC、ティエンフォンプラスチック(NTP)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ホーチミン市教科書印刷(SAP)・配当(額面比5%)、ナムー水力発電(HJS)・配当(額面比11%)