1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、5.27ポイント(1.27%)上昇し、519.17で終えた。売買高・売買代金共大幅に増加した。連日の年初来高値更新。ただし、高値が警戒されて、引けに掛けては伸び悩んだ。売買代金が3兆ドンを超えたのは6月10日以来。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で94銘柄が上昇、48銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢だった。ビナミルク(VNM)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、サイゴン証券(SSI)、FPTなどが上昇した。バオベトグループ(BVH)、ビンコム(VIC)、ファーライ火力発電(PPC)、タンタオ工業投資(ITA)などが下落した。ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアファット(HPG)などは変わらずだった。
サコムバンク(STB)が700万株を超える大商い。SSI、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)、リー冷蔵電気(REE)なども活発に取引された。
銀行以外の金融の上昇が目立った。農水・電球銘柄も高かった。不動産・ゴムは高安まちまち。
海外投資家は、キンド食品(KDC)、PPC、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、HPG、VNMなどへ買いを入れた。一方BVH、ベトコムバンク(VCB)、フオンナム文化(PNC)、VNMへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ホアアン(DHA)・配当(額面比10%)、OPC製薬(OPC)・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは1.51ポイント(0.94%)上昇し、161.98で引けた。売買高・売買代金共50%以上増加した。
株価:前営業日比で、153銘柄が上昇、39銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高の展開。ビナコネックス総公社(VCG)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)、バオベト証券(BVS)、キムロン証券(KLS)、ヴィエティンバンク証券(CTS)、サイゴンハノイ証券(SHS)などが大幅に上昇した。キンバックシティグループ(KBC)とタックバー水力発電(TBC)が小幅下落した。
商いが最も活発だったのは、650万株取引されたKLS。VCG、ACB銀行、サハバンク(SHB)、KBC、ハイフォン証券(HPC)などがこれに続いた。
ザウクア港(VGP)、ビナコネックススアンマイコンクリート(XMC)は連日ストップ高した。PVX、ビネコ鉄鋼(SSM)、カントーセメント(CCM)などの上昇が目立った。
海外投資家は買い越した。KBC、SHS、VCG、SHB、KLSなどへ大きく買いを入れた。一方、SHS、ソンホン建設(ICG)、ティエンフォンプラスチック(NTP)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ザウクア港(VGP)・配当(額面比10%)、第9.01ソンダ(S91)・配当(額面比6%)、SHS・配当(額面比6.8%)、ベトナム国家再保険(VNR)・配当(額面比10%)