1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、9.03ポイント(1.74%)上昇し、528.20で終えた。売買高・売買代金共に縮小したものの、高い水準を維持した。先週末から連日の年初来高値更新。上げ幅は広がったが、選別化も進んだ。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で89銘柄が上昇、58銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢だった。バオベトグループ(BVH)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、FPT、ペトロベトナムドリリング(PVD)などはストップ高した。一方ビナミルク(VNM)、ビンパールランド(VPL)、ソンダ工業団地(SJS)は下落した。ヴィエティンバンク(CTG)とタンタオ工業投資(ITA)は変わらずだった。
サコムバンク(STB)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)、サイゴン証券(SSI)などが活発に取引された。
金融関連銘柄が全面高の展開。中でも保険関連が大幅に上昇した。農水・ゴム銘柄も高かった。
海外投資家は、FPT、キンド食品(KDC)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ビンチャイン建設投資(BCI)などへ買いを入れた。一方VNM、HAG、DPM、PVDなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ホーチミン市インフラ投資(CII)・配当(額面比10%)、ドメスコ医療(DMC)・配当(額面比10%)、無償増資(株式割当10対3)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは2.58ポイント(1.59%)上昇し、164.56で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、88銘柄が上昇、100銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は上昇したものが優勢だった。ペトロベトナム建設総公社(PVX)とヴィエティンバンク証券(CTS)は5%超上昇した。一方、キンバックシティグループ(KBC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、タックバー水力発電(TBC)、ビナシン投資石油運輸(VSP)、ホアンマイセメント(HOM)、ビムソンセメント(BCC)が小幅下落した。
商いが最も活発だったのは、378万株取引されたPVX。ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)、ACB銀行、CTS、KBCなどがこれに続いた。
海外投資家は買い越した。KBC、BVS、サハバンク(SHB)、第5ソンダ(SD5)などへ買いを入れた。一方、HOM、ティエンフォンプラスチック(NTP)、ペトロリメックスペトロケミカル(PLC)などへは売りを入れた。