1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、0.65ポイント(0.12%)上昇し、528.85で終えた。売買高・売買代金共に大幅に増加した。先週末から3日続けて年初来高値更新した。ただし上昇したのは僅か。下落銘柄数が上昇数を上回り、利益確定の売りが広がった。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で40銘柄が上昇、105銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものが優勢だった。ペトロベトナムドリリング(PVD)がストップ安した。一方、バオベトグループ(BVH)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などはストップ高した。
サコムバンク(STB)、DPM、サコム通信ケーブル(SAM)、PVF、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サイゴン証券(SSI)などが活発に取引された。
農業関連銘柄が高かった他、フルパワー(FPC)、ルーザー電機(LGC)、南部コンテナ(VSG)、ハパコ(HAP)などもストップ高した。
海外投資家は、DPM、ホアファット(HPG)、ファーライ火力発電(PPC)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、SSIなどへ買いを入れた。一方DPM、HPG、PVF、PVD、ビンコム(VIC)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.93ポイント(0.57%)下落し、163.63で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、48銘柄が上昇、147銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は下落したものが優勢だった。ただし、3%超下落したのは、ビナコネックス総公社(VCG)だけだった。一方、バオベト証券(BVS)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、サイゴンハノイ証券(SHS)、キンバックシティグループ(KBC)は上昇した。BVSとNTPは5%超上昇した。
商いが最も活発だったのは、230万株弱取引されたペトロベトナム建設総公社(PVX)。KBC、ACB銀行、キムロン証券(KLS)、VCG、BVSなどがこれに続いた。
海外投資家は買い越した。KBCを始め、第5ソンダ(SD5)、SHS、サハバンク(SHB)、VCGなどへ買いを入れた。一方、ホアンマイセメント(HOM)、KBC、ティエンフォンプラスチック(NTP)、ペトロリメックスペトロケミカル(PLC)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:タンビン文化(ALT)・配当(額面比4%)