1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、2.90ポイント(0.55%)下落し、525.95で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。小幅な値動き。第2節では一時取引中の年初来高値に迫ったが、上値は重く、利益確定の売りが優勢になった。今日の安値で引けた。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で78銘柄が上昇、54銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものが多かった。ビナミルク(VNM)やバオベトグループ(BVH)の下落が目に付いた。一方ペトロベトナムドリリング(PVD)はストップ高した。ホアファット(HPG)、サイゴン証券(SSI)、タンタオ工業投資(ITA)、ソンダ工業団地(SJS)は変わらずだった。
サコムバンク(STB)、SSI、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)などが活発に取引された。ペトロベトナム総合サービス(PET)と第16リコジ(LCG)は商いを伴って、大幅に上昇した。
ビナスン(VNS)、総合フォワーディング(GMD)、ノースキンド(NKD)、中央種苗(NSC)、タンダイフンプラスチック(TPC)、バリア・ブンタウ住宅開発(HDC)などはストップ高した。
海外投資家は、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、FPT、SSI、ファーライ火力発電(PPC)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)などへ買いを入れた。一方PVD、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ビンコム(VIC)、VNMなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:トゥドゥック住宅(TDH)・配当(額面比15%)、ラムソン製糖(LSS)・配当(額面比8%)、デスコン工業建設(DCC)・配当(額面比7.5%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.76ポイント(0.46%)上昇し、164.39で引けた。売買高・売買代金共僅かに縮小した。
株価:前営業日比で、138銘柄が上昇、47銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄はほぼ全面安の展開。ただし、3%超下落したのが、ヴィエティンバンク証券(CTS)のみと、下げは小幅だった。一方、ビナシン投資石油運輸(VSP)、キンバックシティグループ(KBC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、タックバー水力発電(TBC)、ホアンマイセメント(HOM)は上昇した。ペトロベトナム保険(PVI)、ベトナム国家再保険(VNR)、ブッソンセメント(BTS)は変わらずだった。
商いが最も活発だったのは、キムロン証券(KLS)、VSP、ペトロベトナム建設総公社(PVX)、ビナコネックス総公社(VCG)、ACB銀行などだった。
海外投資家は売り越した。ビムソンセメント(BBC)へは30万株余りの売りを入れた。HOM、KBC、VCGなどへも売りを入れた。一方、KBC、VNR、ソンホン建設(ICG)、金属製造販売(KKC)、ベトナムダバコ(DBC)などへも買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ペトロリメックスサイゴン(PSC)・配当(額面比9%)