1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、1.09ポイント(0.21%)上昇し、527.04で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。方向感なく523から529レベルで変動したが、第3節では小幅続伸して引けた。8月のマクロ経済指標などが相次いで発表されたが、想定ないとして、特に材料視されなかった。米株式相場の動きも意識された。海外投資家は僅かながら買い越しを続けた。
株価:前営業日比で98銘柄が上昇、38銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものが多かった。バオベトグループ(BVH)が3.5%下落した。一方、ビナミルク(VNM)は2.67%上昇した。ベトコムバンク(VCB)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、FPTなどは変わらずだった。
サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、ビタコタンカー(VTO)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)などが活発に取引された。VTOは200万株、ペトロベトナム総合サービス(PET)とタイニンブルボン(SBT)も100万株以上取引され、上昇した。
ホーチミン市金属(HMC)、サフィ運輸代理(SFI)、ミンフー水産(MPC)、ペトロリメックスガス(PGC)、アジアヒュウリエン(HLA)、ビエンホア製糖(BHS)、ラムソン製糖(LSS)、クーロンフィッシュ(ACL)などがストップ高した。
海外投資家は、FPT、ファーライ火力発電(PPC)、ホアファット(HPG)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、SSIなどへ買いを入れた。一方DPM、BVH、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、PET、ホーチミン市インフラ投資(CII)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ホアセン(HSG)・配当(額面比10%)、ソナデジロンタイン(SZL)・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.26ポイント(0.16%)下落し、164.13で引けた。売買高・売買代金共僅かに縮小した。
株価:前営業日比で、116銘柄が上昇、63銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は下落したものが優勢だった。ただし、3%超下落したのは、ティエンフォンプラスチック(NTP)だけだった。一方、ビナシン投資石油運輸(VSP)、ビナコネックス総公社(VCG)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ベトナム国家再保険(VNR)は上昇した。
商いが活発だったのは、ACB銀行、VCG、キムロン証券(KLS)、サハバンク(SHB)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)など。
海外投資家は買い越した。キンバックシティグループ(KBC)へは22万5,000株の買いを入れた。SHB、VCGなどへも売りを入れた。一方、SHB、ペトロベトナム保険(PVI)、NTPなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:中部電気開発(SEB)・配当(額面比10%)