1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、9.49ポイント(1.8%)上昇し、536.53で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節から小高く始まった今日の相場。第2節では利益確定の売りに押される場面もあったが、取引後半には再び景気回復への期待から、買いが先行した。高値で引けた。週ベースでは6週続けて上昇。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で139銘柄が上昇、17銘柄が下落した。58銘柄がストップ高した。
時価総額上位銘柄ではほぼ全面高の展開。ただし最上位銘柄の上げ幅は僅かだった。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、タンタオ工業投資(ITA)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)はストップ高した。一方、ペトロベトナムドリリング(PVD)とビンパールランド(VPL)は小幅下落した。
サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、タイニンブルボン(SBT)、サコム通信ケーブル(SAM)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)などが活発に取引された。
ホーチミン市金属(HMC)、トゥオンアン植物油(TAC)、サフィ運輸代理(SFI)、ホアセン(HSG)、アンザン省水産(AGF)、ラムソン製糖(LSS)、タイニンゴム(TRC)などがストップ高した。
海外投資家は、ヴィエティンバンク(CTG)、ペトロベトナム運輸)(PVT)、ベトコムバンク(VCB)、ホアファット(HPG)、ファーライ火力発電(PPC)などへ買いを入れた。一方ペトロベトナムファイナンス(PVF)、CII、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、クーロンフィッシュ(ACL)、バオベトグループ(BVH)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:リラマ10(L10)・配当(額面比10%)、フーニュアンジュエリー(PNJ)・無償増資(株式割当3対1)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは3.51ポイント(2.14%)上昇し、167.64で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、191銘柄が上昇、16銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄はほぼ全面高の展開。ビナコネックス総公社(VCG)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)、ベトナム国家再保険(VNR)などが大幅に上昇した。一方、キンバックシティグループ(KBC)とビナシン投資石油運輸(VSP)が小幅下落した。ACB銀行とペトロベトナム保険(PVI)は変わらずだった。
商いが活発だったのは、VCG、ACB、PVX、キムロン証券(KLS)、KBCなど。
海外投資家は僅かに買い越した。ペトロベトナム技術サービス(PVS)とKBCへは20万株以上買いを入れた。一方、PVI、ビムソンセメント(BCC)、ホアンマイセメント(HOM)などへは大きく売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:クアンニンセメント(QNC)・配当(額面比15%)