1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、8.60ポイント(1.57%)上昇し、556.59で終えた。売買高・売買代金共に増加した。3営業日続伸し、年初来高値、そして52週高値を更新した。第2節では一時高値を追ったが、560レベルの上値が重く、伸び悩んだ。ほぼ1年前の高値水準を試す展開がしばらく続くとの見方もある。海外投資家は商いを縮小させつつ、売り越しを続けた。
株価:前営業日比で92銘柄が上昇、59銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、FPT、ソンダ工業団地(SJS)、タンタオ工業投資(ITA)、DIC総公社(DIG)、キンド食品(KDC)などがストップ高した。一方ヴィエティンバンク(CTG)、ホアファット(HPG)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)などが小幅に下落した。ベトコムバンク(VCB)、ファーライ火力発電(PPC)などは変わらずだった。
サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、リー冷蔵電気(REE)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)などが活発に取引された。
新規上場銘柄を含めて、不動産銘柄が高かった。
海外投資家は売り越した。HPG、STB、SJS、VSH、ホーチミン市インフラ投資(CII)などへ売りを入れた。一方FPT、ビンチャイン建設投資(BCI)、PPC、SSI、KDCなどへは買いを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは2.65ポイント(1.57%)上昇し、171.83で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、153銘柄が上昇、44銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は高安まちまち。ただしキンバックシティグループ(KBC)、ビナコネックス総公社(VCG)、ビムソンセメント(BCC)、ブッソンセメント(BTS)、ホアンマイセメント(HOM)は大幅高だった。一方、下落したものはいずれも小幅な下げに留まった。
建設・建設資材の上げ幅が大きかった。
海外投資家は売り越した。KBC、VCG、BCC、ハイフォンセメント(HPC)などへ売りを入れた。一方、VCG、第6.06ソンダ(SSS)、ペトロベトナム保険(PVI)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:第19ソンダ(SJM)・配当(額面比3%)