1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、4.41ポイント(0.74%)下落し、589.89で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第2節では一時597をつけたが、心理的節目を目前に高値が警戒され、その後は利益確定の売りが優勢となった。今日の安値で引けた。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で79銘柄が上昇、86銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄も下落したものがほとんどだった。ただし、3%超下落したものはなかった。一方タンタオ工業投資(ITA)とソンダ工業団地(SJS)はストップ高した。
商いが最も膨らんだのはベトファンドマネジメント1(VFMVF1)だった。ITA、サコムバンク(STB)、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ベトナムブルーチップファンド(VFMVF4)などの取引も活発だった。
金融関連銘柄は全面安。サオバンゴム(SRC)を除いて、ゴムも安い。木材加工は大幅高。不動産はまちまち。
海外投資家は買い越した。リー冷蔵電気(REE)、FPT、第2ハティエンセメント(HT2)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、CIIなどへ大きく買いを入れた。一方、CII、ベトコムバンク(VCB)、ビンチャイン建設投資(BCI)、アルファナム(ALP)、トゥオンアン植物油(TAC)などへ売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:クーロンフィッシュ(ACL)・配当(額面比15%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.79ポイント(0.4%)上昇し、197.49で引けた。売買高・売買代金共に過去最多を更新した。
株価:前営業日比で、151銘柄が上昇、65銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では下落したものが優勢だった。ペトロベトナム保険(PVI)、ホアンマイセメント(HOM)などが3%超下落した。一方、キンバックシティグループ(KBC)、サハバンク(SHB)、ビナシン投資石油運輸(VSP)は6%超上昇した。
SHB、ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)、KBC、VSP、サイゴンハノイ証券(SHS)などの取引が多かった。、
教育出版ファイナンス(EFI)はストップ高を続けた。ソンダ・ビナコネックス・石炭銘柄も依然高い。
初日を迎えた第2電力建設コンサルティング(TV2)の平均株価は3万3,200ドン、売買高は8万4,300株だった。
海外投資家は買い越した。KLSへは52万株強買いを入れた。KBCとペトロリメックスペトロケミカル(PLC)へは11万株買いを入れた。一方、SHB、第7ソンダ(SD7)、PVIなどへ売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ニンビン火力発電(NBP)・配当(額面比8%)、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)・有償増資(株式割当9対11、発行価格1万ドン)、ジアン機械製造(DZM)・配当(額面比16%)