1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、7.84ポイント(1.27%)下落し、609.54で終えた。売買高・売買代金共更に増加し、過去最多を連日更新。第1節は小幅反落してスタートした。第2節ではまず下げ幅を広げた。その後は買いが入り、今日の高値である620弱まで上昇した。しかし高値が警戒されると、利益確定が優勢となり、安値引けした。方向感に欠ける展開だったこともあり、大商いが続いた。海外投資家は売り越した。
株価:前営業日比で73銘柄が上昇、95銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものが多かった。ペトロベトナムファイナンス(PVF)は4%超下落した。ビナミルク(VNM)、DIC総公社(DIG)、ソンダ工業団地(SJS)なども大幅安だった。一方、サイゴン証券(SSI)、タンタオ工業団地(ITA)、ファーライ火力発電(PPC)がストップ高した。ペトロベトナムドリリング(PVD)は変わらずだった。
商いが最も膨らんだのはSSI。PPC、サコムバンク(STB)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)などの取引も活発だった。
海外投資家は売り越した。特にナムベト水産(ANV)へは160万株強売りを入れた。PPCへも55万株余り売りを入れた。一方、ペトロベトナム運輸(PVT)、第1ハティエンセメント(HT1)、ペトロベトナム総合サービス(PET)、リー冷蔵電気(REE)などへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:チャファコ製薬(TRA)・配当(額面比16%)、無償増資(株式割当4対1)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは4.69ポイント(2.22%)下落し、206.82で引けた。売買高・売買代金共に高い水準を維持した。
株価:前営業日比で、103銘柄が上昇、116銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は下げたものがやや優勢。サハバンク(SHB)、ビナシン投資石油運輸(VSP)が大幅安だった。一方ビナコネックス総公社(VCG)、ベトナム国家再保険(VNR)、キムロン証券(KLS)など上昇したものも小幅上昇に留まった。
KLS、SHB、VCG、キンバックシティグループ(KBC)、ACB銀行などの取引が多かった。、
海外投資家は売り越した。SHBへは158万株売りを入れた。サイゴンハノイ証券(SHS)、KLS、KBCなどへも大きく売りを入れた。一方、KLSへは28万株弱買いを入れ買い越した。
※株価調整のあった銘柄:ブッソンセメント包装(BBS)・配当(額面比6%)