1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、3.08ポイント(0.52%)上昇し、599.86で終えた。売買高・売買代金は共大幅に縮小した。第1節は6ポイント強反発してスタートした。しかし、605レベルの上値が重く、急落。その後再び自立反発期待の買いが入ったが、600を僅かに割り込んで引けた。商いは急減し、模様眺めムードが広がった。海外投資家は買い越した。
株価:前営業日比で89銘柄が上昇、74銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は高安まちまち。ビナミルク(VNM)、ビンパールランド(VPL)、ホーチミン市証券(HCM)などが大幅に上昇した。一方、ペトロベトナムファイナンス(PVF)は3%余り下落した。ベトコムバンク(VCB)、サイゴン証券(SSI)、ビンコム(VIC)、ファーライ火力発電(PPC)などは変わらずだった。
商いが最も膨らんだのは650万株取引されたエクシムバンク(EIB)。サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、ベトハン生産(VHG)、リー冷蔵電気(REE)、タンタオ校長投資(ITA)、ベトファンドマネジメント(VFMVF1)などの取引も活発だった。
不動産・水産・海運などでは高いものが多かった。大型増資案を発表したベトイ鉄鋼(VIS)はストップ高した。イントレスコ不動産(ITC)・冷蔵技術(SRF)は共にストップ高を続けた。
海外投資家は買い越した。EIBへは110万株超買いを入れた。VNM、バオベトグループ(BVH)、ベトナム石油運輸(VIP)、PPCなどへも買いを入れた。一方、ラムソン製糖(LSS)、SSI、トゥドゥック住宅(TDH)、PPC、第16リコジ(LCG)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ルーザー電機(LGC)・配当(額面比7%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.93ポイント(0.45%)下落し、203.51で引けた。売買高・売買代金共に減少した。
株価:前営業日比で、126銘柄が上昇、91銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では上昇したものがやや優勢だった。ペトロベトナム建設総公社(PVX)とビナシン投資石油運輸(VSP)が大幅続落、今日は共にストップ安した。ビナコネックス総公社(VCG)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、第9ソンダ(SD9)などは上昇した。
商いが大きかったのはVCG。キムロン証券(KLS)、サハバンク(SHB)、ACB銀行、キンバックシティグループ(KBC)なども活発に取引された。
ハノイハイズオンビール(HAD)、第9.09ソンダ(S99)、カントーセメント(CCM)、第5ソンダ(SD5)などが大幅に上昇した。
海外投資家は買い越した。NTPへ18万株買いを入れた。一方KLSへは7万株売りを入れた。