1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、5.63ポイント(0.97%)上昇し、587.12で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。第1節では9ポイント強上昇した。一時上げ幅は2桁に達したが、その後は戻り待ちの売りに押された。その後再び勢いを取り戻したが、結局590を割り込んで引けた。週ベースでは、4週ぶりに下落した。海外投資家は売り越した。
株価:前営業日比で132銘柄が上昇、38銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが多かった。ただし4%超上昇したものはなかった。ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ソンダ工業団地(SJS)は下落した。
商いが大きかったのはエクシムバンク(EIB)、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)など。タインコン縫製(TCM)は連日大商いでストップ高を続けた。
ビエンホア製糖(BHS)、ハナム鉱産(KSH)、ソナデジロンタイン(SZL)、ドンナイ屋根シート(DCT)、ビエンドン(VID)などがストップ高した。
海外投資家は売り越した。バオベトグループ(BVH)、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ビナミルク(VNM)などへ売りを入れた。一方、EIB、BVH、ベトナム石油運輸(VIP)、VNM、第16リコジ(LCG)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ミィチャウ包装印刷(MCP)・配当(額面比6%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは3.24ポイント(1.65%)上昇し、199.38で引けた。売買高・売買代金共に大きくは変わらなかった。
株価:前営業日比で、199銘柄が上昇、26銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は上昇したものがほとんどだった。バオベト証券(BVS)、第9ソンダ(SD9)が大幅上昇した。一方、ビナコネックス総公社(VCG)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)、ビナシン投資石油運輸(VSP)は大幅続落した。
VCG、キムロン証券(KLS)、PVX、サハバンク(SHB)、ACB銀行、キンバックシティグループ(KBC)、VSPなどの商いが大きかった。
景気刺激策への期待から、ソンダ銘柄などが高かった。
初日を迎えたベンチェ製薬(DBT)の平均株価は4万1,600ドン、売買高は17万3,500株だった。
海外投資家は売り越した。SHBへは15万株余り売りを入れた。KBCへも10万株強売りを入れた。一方PVIへは10万株余り買いを入れた。