1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、8.39ポイント(1.56%)上昇し、545.98で終えた。売買高・売買代金共に増加した。金輸入再開により、海外よりも高騰していた金価格が一服した。これが好感され、株高基調に。ただ商いの水準はそれ程回復してはいない。海外投資家は買い越した。
株価:前営業日比で158銘柄が上昇、9銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢だった。ビンコム(VIC)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、タンタオ工業投資(ITA)、キンド食品(KDC)などが大幅高。一方マッサングループ(MSN)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)などが安い。
商いが大きかったのはサコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、エクシムバンク(EIB)などだった。
海外投資家は買い越した。EIB、トゥドゥック住宅(TDH)、第1ハティエンセメント(HT1)、FPT、ハナム鉱産(KSH)などへ買いを入れた。一方、HAG、南部バッテリー(PAC)、ナムベト水産(ANV)、ファーライ火力発電(PPC)、サイゴン縫製(GMC)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:バリア・ブンタウ住宅開発(HDC)・株式配当(株式割当10対1)、有償増資(株式割当100対22.87、発行価格2万ドン)、ノースキンド(NKD)・配当(額面比12%)、ハウザン製薬(DHG)・無償増資(株式割当3対1)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは1.78ポイント(0.97%)上昇し、184.37で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、212銘柄が上昇、19銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高。バオベト証券(BVS)、ペトロベトナム保険(PVI)、第9ソンダ(SD9)などが6%超上昇した。
ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)、ACB銀行、サハバンク(SHB)、キンバックシティグループ(KBC)などの商いが大きかった。
海外投資家は買い越した。PVI、KBC、ティエンフォンプラスチック(NTP)へ大きく買いを入れた。一方、ビナビコ鉱産建設(CTM)、KLSなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ソンダ工事投資(SDS)・配当(額面比12%)、リラマ69.2(L62)・有償増資(株式割当2対1、発行価格1万3,000ドン)