1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、6.22ポイント(1.12%)上昇し、560.05で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第2節では一時は下げに転じたが、その時以外は高値圏で展開した。ただしVNインデックス560以上は積極的に上値を追う動きも限定された。ホーチミン市証券(HCM)・サイゴン証券(SSI)が共にストップ高した。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で132銘柄が上昇、32銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものがやや優勢だった。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、SSI、ビンパールランド(VPL)などがが4%超上昇した。一方、DIC総公社(DIG)、ヴィエティンバンク(CTG)、ビンコム(VIC)、マッサン(MSN)、バオベトグループ(BVH)、タンタオ工業投資(ITA)などが下落した。
商いが大きかったのはSSI、リー冷蔵電気(REE)、ベトファンドマネジメント(VFMVF1)、サコムバンク(STB)、HAG、第16リコジ(LCG)、エクシムバンク(EIB)などだった。
LCG・トゥリエム都市開発(NTL)などは利益確定の売りが入り反落した。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナムドリリング(PVD)、ホアファット(HPG)、ビナミルク(VNM)、ビンチャイン建設投資(BCI)、南部バッテリー(PAC)などへ買いを入れた。一方、ナムベト水産(ANV)、ファーライ火力発電(PPC)、VIC、バオベトグループ(BVH)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.51ポイント(0.28%)上昇し、185.68で引けた。売買高・売買代金共に大きくは変わらなかった。
株価:前営業日比で、169銘柄が上昇、50銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高の展開。ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)などが高い。一方下落したのはペトロベトナム保険(PVI)と第9ソンダ(SD9)の2銘柄のみだった。
VCG、キムロン証券(KLS)、ペトロベトナムエンジニアリング(PVE)、キンバックシティグループ(KBC)、ACB銀行・サハバンク(SHB)などの商いが大きかった。
ベトドゥック鋼管(VGS)、ゼネラレクシム(TH1)、バクカン鉱産(BKC)などが大幅に上昇した。
海外投資家は買い越した。KLS、ティエンフォンプラスチック(NTP)などへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ハティン図書学校施設(HBE)・有償増資(株式割当1対4.84、発行価格1万ドン)、ペトロベトナムハイフォン(PTS)・配当(額面比10%)、ソンダコンサルティング(SDC)・有償増資(株式割当24対5、発行株価1万ドン)