1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、14.23ポイント(3.2%)下落し、458.39で終えた。売買高・売買代金共増加した。荒っぽい動きだったが、第3節にかけて買いが優勢となり、大幅反発して引けた。買いオペ観測もあり、流動性改善かと期待された銀行銘柄が相場を牽引した。海外投資家は売り越した。
株価:前営業日比で163銘柄が上昇、22銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面高の展開。ベトコムバンク(VCB)、ヴィエティンバンク(CTG)、エクシムバンク(EIB)、サコムバンク(STB)の他、マッサン(MSN)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、サイゴン証券(SSI)などがストップ高した。
商いが活発だったのは、STB、EIB、SSI、タンタオ工業投資(ITA)、第16リコジ(LCG)、リー冷蔵電気(REE)など。売買高上位銘柄で下落したのはITA程度だった。
海外投資家は売り越した。ITA、ペトロベトナム総合サービス(PET)、ビタコタンカー(VTO)、タイニンゴム(TRC)、ホアファット(HPG)などへ売りを入れた。一方、ホアセン(HSG)、EIB、アグリバンク証券(AGR)、ビナミルク(VNM)、バオベトグループ(BVH)などへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:FPT・配当(額面比15%)、ビンタイン輸出入(GIL)・配当(額面比10%)、アルファナム(ALP)・配当(額面比6%)、無償増資(株式割当100対6)、ペトロベトナム運輸(PVT)・有償増資(株式割当100対55、1万ドン)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは6.96ポイント(4.97%)下落し、146.95で引けた。売買高・売買代金は僅かに増加した。
株価:前営業比で、181銘柄が上昇、44銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高の展開。下落したのはビナコネックス総公社(VCG)のみ。そのVCGも終値では変わらずだった。ACB銀行、サハバンク (SHB)、ヴィエティンバンク証券(CTS)、ブッソンセメント(BST)は5%超上昇した。
商いが活発だったのは、キムロン証券(KLS)、ACB、VCG、サハバンク(SHB)など。
海外投資家は売り越し。ビムソンセメント(BCC)へは40万株強売りを入れた。ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ペトロベトナム保険(PVI)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)へも売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ハイハ製薬(HHC)・配当(額面比15%)、第3電力コンサルティング(TV3)・配当(額面比10%)、ソンダ都市開発建設投資(SDU)・配当(額面比15%)