1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、7.23ポイント(1.64%)下落し、434.87で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節から安く始まり、第2 節では一時427レベルまで下げた。商いが薄い中、その後荒っぽい動きとなったが、終盤には買いが優勢に。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で上昇したのは41銘柄のみ、132銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では銀行銘柄の上昇が目に付いた。バオベトグループ(BVH)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、サイゴン証券(SSI)なども小高い。一方、ビナミルク(VNM)、ビンコム(VIC)、マッサン(MSN)、ペトロベトナム銘柄などが安い。
商いが活発だったのは、エクシムバンク(EIB)、サコムバンク(STB)、SSI、リー冷蔵電気(REE)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、第16リコジ(LCG)など。
ドンフーゴム(DPR)、水産投資(ICF)、中央種苗(NSC)、ペトロベトナム低圧ガス(PGD)などは大幅に上昇した。
初日を迎えたベトナム駆除剤(VFG)・ベトナムゴルフツーリズム(VNG)の終値は6万8,000ドン・1万6,000ドン、売買高は12万1,070株・590株だった。
海外投資家は買い越した。EIB、ベトコムバンク(VCB)、DIC総公社(DIG)、BVH、ベトナム石油運輸(VIP)などへ買いを入れた。一方、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアファット(HPG)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナム運輸(PVT)、ファーライ火力発電(PPC)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.69ポイント(0.50%)上昇し、138.23で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、35銘柄が上昇、192銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面安。ビナコネックス総公社(VCG)、バオベト証券(BVS)、サイゴンハノイ証券(SHS)などが大幅に下げた。ただしACB銀行は終値では前日平均を大きく上回った。
100万株以上取引があったのは、キムロン証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)、ACB銀行の3銘柄のみだった。
初日を迎えたサイゴンクイニョン鉱産(SQC)・第15ビナコネックス(V15)の平均株価は8万1,000ドン・1万6,500ドン、売買高は5,000株・11万5,600株だった。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナム建設総公社(PVX)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などへ買いを入れた。一方、ビムソンセメント(BCC)、VCGなどへは売りを入れた。