1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、8.47ポイント(1.95%)上昇し、443.34で終えた。売買高・売買代金共大幅に増加した。第1節から反発してスタートした。10時頃までじり高が続き、450に迫った。しかし第3節で大きな成り行き注文が入った銘柄が急反落した。海外投資家の売りとの観測も。その海外投資家は大幅に売り越した。
株価:前営業日比で173銘柄が上昇し、15銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢だった。ベトコムバンク(VCB)、ヴィエティンバンク(CTG)、ビナミルク(VNM)、バオベトグループ(BVH)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、サイゴン証券(SSI)などはストップ高した。一方、ビンコム(VIC)、FPT、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナムドリリング(PVD)は大幅安だった。
商いが活発だったのは、サコムバンク(STB)、エクシムバンク(EIB)、キンバックシティグループ(KBC)、タンタオ工業投資(ITA)、HAG、SSIなど。
ドンフーゴム(DPR)、ハウザン製薬(DHG)、TIE、ベトナム駆除剤(VFG)、ベトナムゴルフツーリズム(VNG)、ソナデジロンタイン(SZL)などはストップ安した。
KBCのホーチミン市場での初日の終値は5万6,000ドンと、取引基準株価を大きく下回って引けた。商いは活発で、240万株超取引された。
海外投資家は売り越した。ITA、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ホアファット(HPG)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などへ売りを入れた。一方、CTG、KBC、HAG、リー冷蔵電気(REE)、VCBなどへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:PVD・株式配当(株式割当3対1)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは5.03ポイント(3.64%)上昇し、143.26で引けた。売買高・売買代金共に減少した。
株価:前営業日比で、223銘柄が上昇、14銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は大幅な全面高。上昇率5%に届かなかったのは4.72%だったACB銀行のみ。
100万株以上取引があったのは、今日もビナコネックス総公社(VCG)、ACB銀行、キムロン証券(KLS)の3銘柄のみだった。
2日目のサイゴンクイニョン鉱産(SQC)はストップ高。ただし売買高は僅かに6,000株に留まった。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナム技術サービス(PVS)、KLS、ベトナムダバコ(DBC)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)などへ買いを入れた。一方、ビムソンセメント(BCC)、VCGなどへは売りを入れた。