1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、8.38ポイント(1.78%)上昇し、479.13で終えた。売買高・売買代金共に増加した。取引前半は方向感に欠けた。ただし、中盤以降はじり高となり、そのまま今日の高値で引けた。CPIが前年比7%を下回ったことも好感された。商いも増加、売買代金は2兆ドン近くまで増えた。海外投資家は商いを拡大し、買い越しを続けた。
株価:前営業日比で146銘柄が上昇し、31銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢だった。証券銘柄や、バオベトグループ(BVH)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)は4%超上昇した。しかし国営銀行2銘柄は続落した。エクシムバンク(EIB)とサコムバンク(STB)小反発した。
商いが活発だったのは、EIB、STB、サイゴン証券(SSI)、サコム通信ケーブル(SAM)、タンタオ工業投資(ITA)など。
初日を迎えたタンカン荷役(TCL)の終値は4万1,000ドン、売買高は7万7,400株だった。
海外投資家は買い越しを続けた。EIBには210万株強買いを入れた。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、キンバックシティグループ(KBC)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、ヴィエティンバンク(CTG)などへも買いを入れた。一方、ファーライ火力発電(PPC)、DIC総公社(DIG)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ビナミルク(VNM)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは3.72ポイント(2.43%)上昇し、156.98で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、188銘柄が上昇、40銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄で下落したのはACB銀行のみ。サイゴンクイニョン鉱産(SQC)、ペトロベトナム保険(PVI)、キムロン証券(KLS)、バオベト証券(BVS)などは大幅に上昇した。
商いが活発だったのはKLS、ビナコネックス総公社(VCG)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)、PVIなど。
初日を迎えた航海サービス(MAC)の平均株価は1万9,900ドン、売買高は1万5,300株だった。
海外投資家は買い越した。PVXへ11万株超買いを入れた。ペトロベトナム技術サービス(PVS)、KLS、ティエンフォンプラスチック(NTP)へも買いを入れた。一方、PVSへは10万株弱の売りを入れた。PVSではネットで売り越した。