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■ホーチミン市場の市況

　29日の株式市場は小幅反発した。VN指数は0.20ポイント（0.04％)とわずかに上昇し、481.96で取引を終えた。売買高は前日比15%弱増加した。　

　全210銘柄中81銘柄が上昇、73銘柄が下落、56銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比わずかに下落して始まり、第2節に入ると暫く揉みあい商状となるが、上値の重さから利益確定の売りに押されて急下落する。9:30頃に本日の安値をつけ、その後は底を確認した買いが入り始めると上昇に転じ、一気に前日終値を上回ると10:00頃に本日の高値をつける。その後はいったん反落したものの、第3節に入ると再び買いが勢いづき前日比わずかにプラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、まず不動産セクターはまちまちだった。ホーチミン市インフラ投資(CII)とソンダ工業団地・都市投資（SJS）は変わらずだった。ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は1.28%、キンバックシティーグループ（KBC）は1.75%の上昇だった。銀行セクターは下落した。ヴィエティンバンク（CTG）は1.75%、エクシムバンク（EIB）は0.43%、サコムバンク（STB）は0.45%、ベトコムバンク（VCB）は0.71%安かった。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は0.85%、サイゴン証券（SSI）は0.61%と共に上昇した。昨日好業績を発表したホアファットグループ（HPG）は1.69%の上昇だった。その他、総合フォワーディング（GMD)、サコム通信ケーブル(SAM)、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は変わらず。ペトロベトナムドリリング（PVD）は0.87%上昇した。食品では、昨日ストップ高だったマッサングループ（MSN）は0.27%の上昇、ビナミルク(VNM）は0.64%下落した。、

　その他中小型銘柄では、旧正月前の需要増が期待される製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は2.51%下落し、反対にラムソン製糖（LSS)は0.68%上昇した。水産セクターは総じて強含んだ。ベンチェ水産（ABT）は0.85%、アンザン水産（AGF）は3.66%、ナムベト水産（ANV）は3.95%とそれぞれ上昇し、、ミンフー水産（MPC）は変わらずだった。、ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は2.56%、ホアビンゴム（HRC）は3.17%上昇した。

　商いが活発だったのは、ANV、EIB、KBC、STB、ベトナム電気建設（VNE）、SSIだった。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は反発し、1.03ポイント（0.65％）上昇し、160.35で取引を終えた。売買高は前日比14.4%上昇した。　

　全265銘柄中98銘柄が上昇、124銘柄が下落、43銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場も前日比わずかに下落して始まった。その後は暫く前日終値をわずかに下回る価格帯での取引となる。その後も軟調な展開が続いたが、ホーチミン市場と連動する形で上昇を始め、一気に前日終値を上回る。その後は売り買い交錯しながら前日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は　金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）とサイゴンハノイ商銀（SHB）は変わらずだった。証券銘柄はキムロン証券（KLS）が1.9%上昇したが、バオベト証券（BVS）は2.46%下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）が0.4%上昇したが、ペトロベトナム技術サービス(PVS)と、ペトロベトナム建設(PVX)は変わらずだった。その他、ビナコネックス(VCG)は1.41%の上昇、ビナシン投資石油運輸（VSP）は変わらずだった。

中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は0.5%下落、ベトドゥック鋼管（VGS）は2.79%上昇した。

　商いが活発だったのは、KLS、VCG、ACB、VGS、PVX、SHBだった。

　なお、本日上場したビンディン図書教育設備（BDB）は上昇した。また本日配当権利落ちとなったタインナム建設投資（CSC）は6.67%上昇した。有償増資により本日権利落ちとなったタイ・チャウ（DCS）は4.76%上昇し、第19ソンダ（SJM）も6.76%上昇した。