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■ホーチミン市場の市況

　2日の株式市場は3日続伸した。VN指数は0.98ポイント（0.20％)上昇し、487.93で取引を終えた。売買高は1割以上増加した。

　全212銘柄中70銘柄が上昇、96銘柄が下落、46銘柄が変わらずだった。

　今日の第1節は小高く寄付いた。その後もじりじりと上値を試すものの、戻り待ちの売りに押され前日比マイナスに転じる。しかし底値を確認した買いが入り始め反発すると、その後はプラス圏での揉み合いとなる。第3節に入るといくらか値を消すものの前日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホーチミン市インフラ投資(CII)は0.25%、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は0.65%上昇し、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は変わらず、キンバックシティーグループ（KBC）は1.72%下落した。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）とサコムバンク（STB）は変わらずだった。エクシムバンク（EIB）は0.43%、ベトコムバンク（VCB）は0.72%上昇した。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は1.11%上昇し、サイゴン証券（SSI）は変わらずだった。総合フォワーディング（GMD)は0.64%下落し、サコム通信ケーブル(SAM)は0.36%、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は0,32%それぞれ上昇となり、ペトロベトナムドリリング（PVD）は変わらずだった。食品では、マッサングループ（MSN）は0.27%下落し、ビナミルク（VNM）は1.85%上昇した。

　その他中小型銘柄では、旧正月前の需要増が期待される製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は3.54%上昇し、ラムソン製糖（LSS）は0.69%下落した。水産セクターは、ベンチェ水産（ABT)は1.69%、アンザン水産（AGF）は0.9%、ナムベト水産（ANV）は1.25%それぞれ下落し、ミンフー水産（MPC）は1.02%上昇した。ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は2.48%下落し、ホアビンゴム（HRC）は1.08%上昇した。

　商いが活発だったのは、EIB、ホアファットグループ（HPG）、STB、CII、タンダイン・プラスチック（TPC）、GMDだった。

　なお本日新規上場したハド（HDG）はストップ高だった。また配当落ちとなったサイゴン縫製貿易（GMC）は下落した。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は反落し、0.32ポイント（0.20％）下落し、160.91で取引を終えた。売買高は前日比ほぼ変わらずだった。　

　全265銘柄中98銘柄が上昇、104銘柄が下落、63銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比プラスで寄付いた後、上値を試すように上昇するも勢いがなく、下げに転じ前日終値を下回る。その後は前日終値を挟んだ揉み合いが続く。引け前になると若干商いが盛り上がるものの上昇することができないままマイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）と、サイゴンハノイ商銀（SHB）は変わらずだった。キムロン証券（KLS）は0.15%下落、バオベト証券（BVS）は0.3%、ベトナム国家再保険（VNR）は0.8%それぞれ上昇した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）は0.8%上昇、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は変わらず、ペトロベトナム建設(PVX)は1.2%上昇した。ビナコネックス(VCG)は1.5%下落し、ビナシン投資石油運輸（VSP）は0.3%上昇した。

　中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は0.5%、ベトドゥック鋼管（VGS）は2.6%共に下落した。
　

　商いが活発だったのは、KLS、VCG、ACB、VSP、VGS、PVXだった。

　なお本日配当と有償増資で権利落ちとなった第7ビナコネックス（VC7)は上昇した。