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■ホーチミン市場の市況

　11日の株式市場は続伸となり、VN指数は9.03ポイント（1.84％)上昇し、499.94で取引を終えた。売買高は前日比わずかに増加した。　

　全213銘柄中146銘柄が上昇、29銘柄が下落、38銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比プラスで寄付き、第2節に入ると利食いの売りに押され下げる場面もあったが、じりじりと上昇していく展開に。その後も利益確定の売りをこなしながら上昇が続き第3節に入っても買いの勢いは止まらず今日の高値で終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホーチミン市インフラ投資(CII)は1.83%、キンバックシティーグループ（KBC）は1.75%、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は1.32%、ビンコム(VIC)は1.04％それぞれ上昇し、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は変わらずだった。銀行セクターでは、サコムバンク（STB）はストップ高、ヴィエティンバンク（CTG）は4.32%、エクシムバンク（EIB）は1.73%、ベトコムバンク（VCB）は2.3%それぞれ上昇した。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)はストップ高、サイゴン証券（SSI）は1.18%、ペトロベトナムファイナンス（PVF）は2.34%上昇した。その他では、ペトロベトナムドリリング（PVD）はストップ高、総合フォワーディング（GMD)は0.66%、リー冷蔵電気工業(REE)は2.98%、サコム通信ケーブル(SAM)は1.41%、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は1.49%それぞれ上昇し、ホアファットグループ(HPG)は変わらずだった。食品では、マサングループ（MSN）は0.28%上昇し、ビナミルク（VNM）はストップ高だった。

　その他中小型銘柄では、旧正月前の需要増が期待される製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は0.57%、ラムソン製糖（LSS）は4.77%それぞれ上昇した。水産セクターは、ナムベト水産（ANV）は1.33%、ミンフー水産（MPC）は1.67それぞれ上昇し、アンザン水産（AGF）は0.59%下落し、ベンチェ水産（ABT）は変わらずだった。ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は0.81%、ホアビンゴム（HRC）は2.02それぞれ上昇した。

　商いが活発だったのは、STB、VNM、DPM、SSI、SAM、REEだった。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は続伸となり、ポイント2.27（1.41％）上昇し、163.25で取引を終えた。売買高は1割超増加した。　

　全265銘柄中175銘柄が上昇、50銘柄が下落、40銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄り付くと、ホーチミン市場に連動する形でプラス圏での取引が続く。一時伸び悩むものの中頃から買いが勢いづき一段高となる。その後は利益確定の売りに値下がりの場面もあったが、割安感からの買いに支えられて今日の高値圏で終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）は1.71%、サイゴンハノイ商銀（SHB）は1.39%、バオベト証券（BVS）は1.6%、キムロン証券（KLS）は1.24%はそれぞれ上昇し、ベトナム国家再保険（VNR）は0.79%下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）は0.4%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は1.66%、ペトロベトナム建設(PVX)は0.84%、それぞれ上昇した。ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.65%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は4.88%それぞれ下落し、ビナコネックス(VCG)は0.83%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は1.63%
それぞれ上昇した。

　中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は0.49%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は1.73%それぞれ上昇し、ベトドゥック鋼管（VGS）は変わらずだった。

　商いが活発だったのは、KLS、VGS、VCG、ACB、PVX、SHBだった。