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■ホーチミン市場の市況

　22日の株式市場は4日続伸し、VN指数は3.02ポイント（0.6％)上昇し、510.02で取引を終えた。売買高は前営業日比僅かに減少した。　

　全213銘柄中103銘柄が上昇、62銘柄が下落、48銘柄が変わらずだった。

　テト明け直後となる第1節の取引は買い気配で始まり前営業日と比べて高く寄付いた。第2節に入ると利益確定の売りに押され値を消し始めるも、売りが一段落すると次第に反発となる。その後は売り買い交錯し上下どちらにも動きにくい展開が続き、第3節に入っても売り買いが拮抗したまま前営業日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）が1.86%、ビンコム(VIC)は1.02％それぞれ上昇、キンバックシティーグループ（KBC）は0.85%下落、ホーチミン市インフラ投資(CII)とソンダ工業団地・都市投資（SJS）は変わらずだった。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は3.1%、ベトコムバンク（VCB）は1.57%それぞれ上昇した。エクシムバンク（EIB）とサコムバンク（STB）は変わらずだった。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は4.15%上昇し、サイゴン証券（SSI）とペトロベトナムファイナンス（PVF）は変わらずだった。その他では、総合フォワーディング（GMD)は0.65%、リー冷蔵電気工業(REE)は1.33%、サコム通信ケーブル(SAM)は1.73%、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は1.16%それぞれ上昇し、ホアファットグループ(HPG)は0.78%下落となり、ペトロベトナムドリリング（PVD）は変わらずだった。食品では、マサングループ（MSN）は2.68%上昇し、ビナミルク（VNM）は1.1%下落した。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は1.12%、ラムソン製糖（LSS）は0.9%それぞれ上昇した。水産セクターでは、ミンフー水産（MPC）は4.26上昇、ベンチェ水産（ABT）は1.79%、ナムベト水産（ANV）は0.65%それぞれ下落し、アンザン水産（AGF）は変わらずだった。ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は0.8%、ホアビンゴム（HRC）は2.53%それぞれ上昇した。

　商いが活発だったのは、STB、SAM、REE、VNM、タンダイフン・プラスチック（TPC）、SSIだった。

なお、本日配当権利落ちとなったタインコン縫製商業投資（TCM)は下落した。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は4日続伸となり、0.94ポイント（0.57％）上昇し、165.60で取引を終えた。売買高は前営業日と比べて1割弱増加した。　

　全265銘柄中169銘柄が上昇、52銘柄が下落、44銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前営業日プラスで寄付くと、買いが勢いづき上昇継続となるも長続きせず、ホーチミン市場が反落し始めるとそれと連動するように下げ始める。一時的にマイナスとなる場面もあったが値ごろ感から買い戻しが入り、その後は値動きの乏しいまま前営業日プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）が0.83%、サイゴンハノイ商銀（SHB）は0.45%、バオベト証券（BVS）は1.52%、キムロン証券（KLS）は0.9%それぞれ上昇し、ベトナム国家再保険（VNR）は変わらずだった。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）は0.77%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は0.97%、ペトロベトナム建設(PVX)は0.82%それぞれ上昇した。その他では、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.19%、ビナコネックス(VCG)は1.61%上昇した。一方サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は2.61%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は0.8%それぞれ下落した。

　中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は0.48%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は1.68%、ベトドゥック鋼管（VGS）は1.34%それぞれ上昇した。

　商いが活発だったのは、KLS、VCG、VGS、PVX、ACB、BVSだった。