■ホーチミン市場の市況
23日の株式市場は5日ぶりに反落し、VN指数は13.73ポイント(2.69%)下落し、496.29で取引を終えた。売買高は前日比2割超増加した。
全213銘柄中15銘柄が上昇、184銘柄が下落、14銘柄が変わらずだった。
第1節は安く寄付くと、第2節に入っても売りが続き反発らしい反発もないまま節目となるVN指数500をあっさりと割り込む。その後一時反発したかに見えたが、上値は重く揉み合いながら結局下値模索となる。第3節に入っても売りが継続し結局今日の安値で終了した。
時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホーチミン市インフラ投資(CII)は3.06%、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)は3.05%、キンバックシティーグループ(KBC)は3.45%、ソンダ工業団地・都市投資(SJS)は3.23%、ビンコム(VIC)は1.52%それぞれ下落した。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク(CTG)は0.33%上昇し、エクシムバンク(EIB)は1.69%、サコムバンク(STB)は2.09%下落し、ベトコムバンク(VCB)は変わらずだった。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)はストップ安となり、サイゴン証券(SSI)は2.91%、ペトロベトナムファイナンス(PVF)は4.49%それぞれ下落した。その他では、総合フォワーディング(GMD)は3.23%、ホアファットグループ(HPG)は3.13%、リー冷蔵電気工業(REE)は3.28%、サコム通信ケーブル(SAM)は3.4%、ペトロベトナム科学肥料(DPM)は4.6%、ペトロベトナムドリリング(PVD)は3.36%それぞれ下落した。食品では、マサングループ(MSN)は1.31%上昇し、ビナミルク(VNM)は3.35%下落した。
その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖(BHS)は2.77%、ラムソン製糖(LSS)は2%それぞれ下落した。水産セクターは、ベンチェ水産(ABT)は3.64%、アンザン水産(AGF)は2.9%、ナムベト水産(ANV)は2.61%、ミンフー水産(MPC)は0.94%それぞれ下落した。ゴムセクターは、ドンフーゴム(DPR)は3.97%、ホアビンゴム(HRC)は3.84%それぞれ下落した。
商いが活発だったのは、アジアヒュウリエン(HLA)、STB、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、ディエンクアン(DQC)、SAM、SSIだった。
なお本日配当権利落ちとなったCMC技術グループ(CMG)、資材・石油(COM)、ベトナムコンテナ(VSC)は下落した。また有償増資で権利落ちとなったカインホア電力(KHP)も下落した。
■ハノイ市場の市況
ハノイ市場は5日ぶりに反落し、4.04ポイント(2.44%)下落し、161.56で取引を終えた。売買高は1割超増加した。
全266銘柄中27銘柄が上昇、202銘柄が下落、37銘柄が変わらずだった。
ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄付くとその後はホーチミン市場と連動するように売り物に押されだらだらと下げ続ける展開となる。その後も上昇はわずかに限られ、いいところなく前日比マイナスで終了した。
時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行(ACB)は1.65%、サイゴンハノイ商銀(SHB)は2.69%、バオベト証券(BVS)は3.9%、キムロン証券(KLS)は2.97%、ベトナム国家再保険(VNR)は5.56%それぞれ下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険(PVI)は4.2%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は2.88%、ペトロベトナム建設(PVX)は3.27%それぞれ下落した。ティエンフォン・プラスチック(NTP)は1.48%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は2.61%、ビナコネックス(VCG)は3.57%、ビナシン投資石油運輸(VSP)は2.01%それぞれ下落した。
中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は4.88%、ヴィエティンバンク証券(CTS)は2.2%、ベトドゥック鋼管(VGS)は4.41%それぞれ下落した。
商いが活発だったのは、KLS、VCG、PVX、VGS、ハトゥ石炭(THT)、ベオ山石炭(NBC)だった。
なお、本日配当権利落ちとなったダナン市教育図書(DAE)と第1水産(SJ1)はそれぞれ上昇し、第18リコジ(L18)とチャンアインデジタルワールド(TAG)は下落し、中部電気開発投資(SEB)は変わらずだった。