ベトナム現地から生の情報を毎日発信！
ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

■ホーチミン市場の市況

　24日の株式市場は続落となり、VN指数は1.70ポイント（0.34％)下落し、494.59で取引を終えた。売買高は前日比僅かに減少した。　

　全213銘柄中81銘柄が上昇、72銘柄が下落、60銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日終値よりも安く寄付いた。第2節に入ると自立反発狙いの買いが入り始めるものの上値の重さから買いは長続きせず反落となる。その後も売り物に押される場面が見られたが、割安感から買いが入り反発となる。第3節に入ると急速に買い戻されるも前日終値を上回るまではいかず、結局前日比マイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、キンバックシティーグループ（KBC）は0.89%、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は1.33%それぞれ上昇し、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は0.63%、ビンコム(VIC)は3.08％それぞれ下落し、ホーチミン市インフラ投資(CII)は変わらずだった。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は3.33%、サコムバンク（STB）は0.43%、ベトコムバンク（VCB）は2.88%それぞれ上昇し、エクシムバンク（EIB）は0.43%下落した。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)はストップ安となり、サイゴン証券（SSI）は1.8%上昇し、ペトロベトナムファイナンス（PVF）は3.69%下落した。その他では、総合フォワーディング（GMD)は0.67%、リー冷蔵電気工業(REE)は0.9%、ペトロベトナムドリリング（PVD）は0.87それぞれ上昇し、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は1.51%下落し、FPT(FPT)、ホアファットグループ(HPG)、サコム通信ケーブル(SAM)はそれぞれ変わらずだった。食品では、ビナミルク（VNM）は1.16%上昇し、マサングループ（MSN）は変わらずだった。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は0.28%、ラムソン製糖（LSS）は1.14%それぞれ下落した。水産セクターは、ミンフー水産（MPC）は1.59%上昇し、ベンチェ水産（ABT）は1.89%、アンザン水産（AGF）は1.19%、ナムベト水産（ANV）は1.34%それぞれ下落した。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は0.83%、ホアビンゴム（HRC）は0.28%それぞれ下落し、フオックホアゴム（PHR）は変わらずだった。

　商いが活発だったのは、STB、SSI、イントレスコ不動産(ITC)、PPC、DPM、ヴィンソン－ソンヒン水力発電（VSH）だった。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は反発し、1.21ポイント（0.75％）上昇し、162.77で取引を終えた。売買高は前日比1割弱増加した。　

　全266銘柄中108銘柄が上昇、102銘柄が下落、56銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄付き、その後も売りに押される展開が続く。その後は売り買い交錯し前日終値を挟んで一進一退となるが、ホーチミン市場の上昇に連れ高する形で上昇を始め今日の高値圏で終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）は0.84%、キムロン証券（KLS）は0.31%、ベトナム国家再保険（VNR）は0.42%それぞれ下落し、サイゴンハノイ商銀（SHB）とバオベト証券（BVS）は変わらずだった。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は0.33%、ペトロベトナム建設(PVX)は0.84%それぞれ下落し、ペトロベトナム保険（PVI）は変わらずだった。ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.19%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は0.82%それぞれ上昇し、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は1.74%、ビナコネックス(VCG)は0.21%、
それぞれ下落した。

　中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は0.51%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は1.12%それぞれ下落し、ベトドゥック鋼管（VGS）は変わらずだった。

　商いが活発だったのは、KLS、VCG、PVX、VGS、SHB、ACBだった。

　なお、本日配当権利落ちとなったダナン教育開発投資（DAD）、教育地図絵画（ECI）、ラムドン灌漑建設投資（LHC)はそれぞれ上昇した。