ベトナム現地から生の情報を毎日発信！
ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

■ホーチミン市場の市況

　26日の株式市場は小幅続伸となり、VN指数は1.92ポイント（0.39％)上昇し、496.91で取引を終えた。売買高は前日比3割増加した。　

　全213銘柄中122銘柄が上昇、42銘柄が下落、49銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比安く寄付き、第2節に入ると不透明感を嫌った売りに押される形でずるずる下げるという、昨日の相場と同じような展開となる。その後下値に対する固さを確認したのか、次第に買戻しが入りはじめ反発となり、そのまま上げに転じる銘柄も出始め、前日終値を回復した後も上昇継続となる。第3節に入っても買いが入り今日の高値で引けた。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、キンバックシティーグループ（KBC）は1.77%上昇し、ホーチミン市インフラ投資(CII)と、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は変わらず、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は0.63%、ビンコム(VIC)は3.76％それぞれ下落した。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は3.51%、サコムバンク（STB）は1.29%、ベトコムバンク（VCB）は4.26%それぞれ上昇し、エクシムバンク（EIB）は変わらずだった。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は昨日に続いてストップ高となり、サイゴン証券（SSI）は0.58%、ペトロベトナムファイナンス（PVF）は0.35%それぞれ上昇した。その他では、総合フォワーディング（GMD)は0.67%、リー冷蔵電気工業(REE)は0.45%それぞれ上昇し、FPT(FPT)は3.11%、ホアファットグループ(HPG)は1.63%、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は1.23%それぞれ下落し、サコム通信ケーブル(SAM)と、ペトロベトナムドリリング（PVD）は変わらずだった。食品では、マサングループ（MSN）がストップ高となり、ビナミルク（VNM）は3.41%下落した。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は変わらずで、ラムソン製糖（LSS）は0.23%上昇した。水産セクターは、アンザン水産（AGF）は2.06%、ナムベト水産（ANV）は4.05%、フンブオン水産(HVG)は0.64%、ミンフー水産（MPC）は3.44%それぞれ上昇し、ベンチェ水産（ABT）は0.93%下落した。天然ゴムセクターは、ホアビンゴム（HRC）は0.84%、フオックホアゴム（PHR）は0.55%それぞれ上昇し、ドンフーゴム（DPR）は0.83%下落した。

　商いが活発だったのは、ヴィンソン－ソンヒン水力発電（VSH）、ファーライ火力発電（PPC）、DPM、CTG、STB、VNMだった。

なお、本日配当権利落ちとなったベンチェ・ドンハイ(DHC）は上昇し、SMC投資貿易（SMC）は下落した。無償増資で権利落ちとなったベトイ鉄鋼（VIS）は下落した。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は僅かに反発となり、0.11ポイント（0.07％）上昇し、162.43で取引を終えた。売買高は前日比僅かに増加した。　

　全266銘柄中107銘柄が上昇、103銘柄が下落、56銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄付くと暫くプラス圏で推移する。ホーチミン市場が下げて始まったことに連動する形で、一時的に前日比マイナス圏まで売られる場面があったものの、それ以降は終始プラス圏での商いとなった。しかし引け直前に値を消し前日比ほぼ変わらずで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）は2.26%、キムロン証券（KLS）は0.3%それぞれ上昇し、バオベト証券（BVS）は0.61%下落し、サイゴンハノイ商銀（SHB）と、ベトナム国家再保険（VNR）はそれぞれ変わらずだった。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は0.66%下落し、ペトロベトナム保険（PVI）と、ペトロベトナム建設(PVX)はそれぞれ変わらずだった。ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.09%上昇し、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は5.23%、ビナコネックス(VCG)は0.41%それぞれ下落し、ビナシン投資石油運輸（VSP）は変わらずだった。

　中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は0.5%上昇し、ヴィエティンバンク証券（CTS）は0.56%、ベトドゥック鋼管（VGS）は0.46%それぞれ下落した。

　商いが活発だったのは、KLS、ACB、VCG、SHB、VGS、PVXだった。