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■ホーチミン市場の市況

　19日の株式市場は反落となり、VN指数は3.74ポイント（0.72%)下落し、515.99で取引を終えた。売買高は前日比1割弱増加した。　

　全217銘柄中51銘柄が上昇、133銘柄が下落、33銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比高く寄付き、第2節に入ると小幅なレンジで揉み合いが続くかに見えたが、手掛かり材料に乏しい中売り物に押される形で前日比マイナスへと陥る。一旦売りが止まると今度は次第に反発となりプラス圏へと浮上する。しかし買いに勢いはなく息切れとなり再びマイナス圏での取引となる。第3節でも売りが継続し今日の安値で引ける。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、キンバックシティーグループ（KBC）ストップ高となり、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は1.27%上昇し、ホーチミン市インフラ投資(CII)は0.73%、ビンコム(VIC)は1.12%それぞれ下落し、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は変わらずだった。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は4.5%、サコムバンク（STB）は1.31%、ベトコムバンク（VCB）は1.11%それぞれ下落し、エクシムバンク（EIB）は変わらずだった。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は4.49%、サイゴン証券（SSI）は1.66%、ペトロベトナムファイナンス（PVF）は0.98%それぞれ下落した。その他では、ペトロベトナムドリリング（PVD）は0.84%　リー冷蔵電気工業(REE)は3.81%、サコム通信ケーブル(SAM)は0.32%それぞれ上昇し、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は0.59%、FPT(FPT)は0.58%、総合フォワーディング（GMD)は0.6%、ホアファットグループ(HPG)は0.75%それぞれ下落した。食品では、マサングループ（MSN）は0.76%上昇し、キンド食品(KDC)は0.74%、ビナミルク（VNM）は1.14%それぞれ下落した。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は2.16%、ラムソン製糖（LSS）は1.11%それぞれ下落した。水産セクターは、ベンチェ水産（ABT）は1.74%、アンザン水産（AGF）は0.57%、ナムベト水産（ANV）は2.35%、フンブオン水産(HVG)は1.04%、ミンフー水産（MPC）は0.9%それぞれ下落した。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）はストップ安となり、ホアビンゴム（HRC）は1.77%、フオックホアゴム（PHR）は1.22%それぞれ下落した。

　商いが活発だったのは、REE、KBC、STB、EIB、CTG、SSIだった。

なお、本日新規上場となったイディコ・クオントゥアン（CTI）はストップ高となった。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は反落となり、0.74ポイント（0.43%）下落し、169.85で取引を終えた。売買高は前日比1割弱減少した。　

　全271銘柄中129銘柄が上昇、103銘柄が下落、39銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄付くと、そのまま暫くプラス圏での商いとなる。その後はホーチミン市場に連動する形で下げ始めると、マイナス圏での方向感のない売買が続く。先行き不透明感から商いも低調となり、模様眺めの売買が続いたまま前日比マイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのバオベト証券（BVS）は2.99%、ベトナム国家再保険（VNR）は4.12%それぞれ上昇し、サイゴンハノイ商銀（SHB）は0.47%下落し、アジアコマーシャル銀行（ACB）と、キムロン証券（KLS）はそれぞれ変わらずだった。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)はストップ高となり、ペトロベトナム保険（PVI）は1.12%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は0.62%それぞれ上昇し、ペトロベトナム建設(PVX)は0.8%下落した。その他では、ビネコ鉄鋼(SSM)はストップ高となり、ハノイミルク(HNM)は1.75%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は0.22%、ビナコネックス(VCG)は0.54%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は1.53%それぞれ上昇し、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.88%下落した。

　中小型株では、ベトドゥック鋼管（VGS）は2.02%上昇し、ウォールストリート証券(WSS)は0.89%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は0.54%それぞれ下落した。

　商いが活発だったのは、KLS、VCG、PVX、BVS、VGS、ACBだった。

　なお、本日配当権利落ちとなった教育地図絵画（ECI）とベトナム商工証券（VIG)はそれぞれ下落した。