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■ホーチミン市場の市況

　30日の株式市場は反落となり、VN指数は4.95ポイント（0.98%）下落し、500.72で取引を終えた。売買高は前日比5割超増加した。　

　全219銘柄中58銘柄が上昇、128銘柄が下落、33銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比安く寄付いた。第2節に入ると自律反発狙いの買いが入りプラス圏に浮上するも、戻り待ちの売りに押されて下げ始める。その後はマイナス圏での商いが続き、不透明感を嫌った売りと下値で拾う買いが交錯し揉み合いとなる。第3節に入っても売りは消えず前日比マイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ビンコム(VIC)は0.56%上昇し、ホーチミン市インフラ投資(CII)は1.27%、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は3.03%、キンバックシティーグループ（KBC）は0.85%、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は1.32%それぞれ下落した。銀行セクターでは、エクシムバンク（EIB）は3.56%上昇し、ヴィエティンバンク（CTG）は2.08%、サコムバンク（STB）は1.36%、ベトコムバンク（VCB）は1.56%それぞれ下落した。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は0.7%上昇し、サイゴン証券（SSI）は3.33%、ペトロベトナムファイナンス（PVF）は1.05%それぞれ下落した。その他では、サコム通信ケーブル(SAM)は0.63%上昇し、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は1.83%、FPT(FPT)は1.18%、総合フォワーディング（GMD)は1.89%、ホアファットグループ(HPG)は0.81%、ペトロベトナムドリリング（PVD）は2.61%それぞれ下落し、リー冷蔵電気工業(REE)は変わらずだった。食品では、キンド食品(KDC)は3.85%、マサングループ（MSN）は1.59%、ビナミルク（VNM）は1.74%それぞれ下落した。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は3.27%、ラムソン製糖（LSS）は1.43%それぞれ下落した。水産セクターは、ナムベト水産（ANV）はストップ高となり、アンザン水産（AGF）は0.29%上昇し、フンブオン水産(HVG)は1.51%、ミンフー水産（MPC）は0.63%それぞれ下落し、ベンチェ水産（ABT）は変わらずだった。天然ゴムセクターは、フオックホアゴム（PHR）は2.63%上昇し、ドンフーゴム（DPR）は0.81%、ホアビンゴム（HRC）は0.81%下落した。

　商いが活発だったのは、SAM、STB、タイニンブルボン（SBT）、第16リコジ（LCG）、SSI、ティエンレン鉄鋼グループ（TLH）だった。

なお、本日新規上場となったベトナム住宅(NVN)はストップ高となった。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は2日続落となり、1.38ポイント（0.84%）下落し、162.37で取引を終えた。売買高は前日比わずかに増加した。　

　全274銘柄中81銘柄が上昇、162銘柄が下落、31銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄付き、暫く前日終値をわずかに上回る価格帯での取引が続く。その後はホーチミン市場に連動する形で下げ始めると暫く下値模索となる。手掛かり材料難で買いは手控えられ前日マイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）は0.57%、サイゴンハノイ商銀（SHB）は1%、バオベト証券（BVS）は3.35%、キムロン証券（KLS）は2.93%、ベトナム国家再保険（VNR）は1.29%それぞれ下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)は3.46%上昇し、ペトロベトナム保険（PVI）は0.76%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は0.97%、ペトロベトナム建設(PVX)は0.84%それぞれ下落した。その他では、ビネコ鉄鋼(SSM)は3.74%上昇し、ハノイミルク(HNM)は1.25%、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.19%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は0.99%、ビナコネックス(VCG)は2.25%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は2.08%それぞれ下落した。

　中小型株では、ベトドゥック鋼管（VGS）は0.8%上昇し、ウォールストリート証券(WSS)は4.08%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は1.14%それぞれ下落した。

　商いが活発だったのは、KLS、VGS、VCG、ACB、PVX、VSPだった。

　なお、本日新規上場となったVNダイレクト証券(VND)は上昇した。