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■ホーチミン市場の市況

　19日の株式市場は反落しVN指数は5.29ポイント（1.01%)下落し、516.74で取引を終えた。売買高は前週末比ほぼ変わらずだった。

　全225銘柄中 75銘柄が上昇、115銘柄が下落、35銘柄が変わらずだった。

　第1節は小安く寄付く。第2節に入って手掛かり材料難と高値警戒感から売りが強まり、反発らしい反発もなくじりじりと値を消す展開となった。その後は下値の固さを意識した買戻しが入り始め反発するも、第3節に急落し結局マイナスで取引を終えた。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG)は0.6%、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は1.27%、ビンコム(VIC)は2.5%下落し、ホーチミン市インフラ投資(CII)、キンバックシティーグループ（KBC)は変わらずだった。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG)は0.71%、エクシムバンク（EIB)は1.8%、サコムバンク（STB）は0.92%、ベトコムバンク（VCB）は0.93%下落した。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は2%、サイゴン証券（SSI）は1.16%、ペトロベトナムファイナンス（PVF)は1.03%下落した。その他では、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は1.24%、FPT(FPT)は1.15%、総合フォワーディング（GMD)は1.31%、ペトロベトナムドリリング（PVD)は0.9%、リー冷蔵電気工業(REE)は0.98%、サコム通信ケーブル(SAM)は0.31%下落し、ホアファットグループ(HPG)は変わらずだった。食品では、キンド食品(KDC)は0.76%、マサングループ（MSN）は4.5%下落し、ビナミルク（VNM）は変わらずだった。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS)は1.99%、ラムソン製糖（LSS）は2.81%それぞれ下落した。水産セクターは、ナムベト水産（ANV）はストップ高し、アンザン水産（AGF）は3.4%、フンブオン水産(HVG)は3.49%上昇し、ミンフー水産（MPC)は0.94%下落し、ベンチェ水産（ABT)は変わらずだった。
天然ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR)は2.21%、ホアビンゴム（HRC）は1.3%、フオックホアゴム（PHR）は1.18%下落した。

　商いが活発だったのは、タインコン縫製商業投資（TCM）、第16リコジ（LCG）、ANV、SSI、STBだった。

なお、本日配当権利落ちとなったドンナイ屋根シート・建設資材(DCT)は下落した 。

■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は4日続伸し、0.44ポイント（0.25%）下落し、173.04で取引を終えた。売買高は前日比小幅に増加した。

　全274銘柄中142銘柄が上昇、110銘柄が下落、22銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比高く寄付くも、ホーチミン市場と連動する形で先週末終値近辺まで反落する。その後は下値の固さが確認され反発し、引けにかけて買い直され、小幅な上昇で終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのベトナム国家再保険（VNR）は5.22%上昇し、アジアコマーシャル銀行（ACB） は1.18%、バオベト証券（BVS）は2.89%、サイゴンハノイ商銀（SHB）は1.02%、キムロン証券（KLS）は2.88下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）はストップ高し、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は6.14%、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)は4.25%上昇し、ペトロベトナム建設(PVX)は1.04%下落した。その他では、ビナシン投資石油運輸（VSP）は6.17%上昇し、ハノイミルク(HNM)は1.17%、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.37%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は%0.93%、ビネコ鉄鋼(SSM)は3.05%、ビナコネックス(VCG)は1.73%下落した。

　中小型株では、VNダイレクト証券（VND)は0.8%上昇し、ベトドゥック鋼管（VGS）は1.86%、ウォールストリート証券(WSS)は3.3%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は1.72%下落した。

　商いが活発だったのは、PVX、KLS、PVS、VGS、ブンタウ石油ガスサービス（VMG）だった。

　なお、本日配当権利落ちとなった第4DIC（DC4）はストップ高であった。