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■ホーチミン市場の市況

　22日の株式市場は続伸となり、VN指数は9.61ポイント（1.85%）上昇し、529.31で取引を終えた。売買高は前日比4割弱増加した。

　全227銘柄中120銘柄が上昇、68銘柄が下落、39銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比高く寄付いた。第2節に入ると買いが勢いづき上げ幅拡大となる。年初来高値近辺で一旦揉み合った後、利益確定の売りに押されるものの、下値では買いが入り高値圏を維持したまま堅調に推移する。第3節に入ると週末特有の売りが出るも前日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）とビンコム(VIC)はストップ高となり、ホーチミン市インフラ投資(CII)は1.97%、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は3.01%、キンバックシティーグループ（KBC）は3.42%それぞれ上昇した。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は1.43%、エクシムバンク（EIB）は2.33%、サコムバンク（STB）は3.27%、ベトコムバンク（VCB）は3.06%それぞれ上昇した。その他の金融銘柄では、サイゴン証券（SSI）とペトロベトナムファイナンス（PVF）はストップ高となり、バオベト保険(BVH)は1.58%上昇した。その他では、総合フォワーディング（GMD)はストップ高となり、ペトロベトナム化学肥料（DPM）は3.13%、FPT(FPT)は2.33%、ホアファットグループ(HPG)は1.48%、ペトロベトナムドリリング（PVD）は2.65%、リー冷蔵電気工業(REE)は2.97%それぞれ上昇した。食品では、キンド食品(KDC)は2.31%上昇し、マサングループ（MSN）は3.47%下落し、ビナミルク（VNM）は変わらずだった。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は0.3%上昇し、ラムソン製糖（LSS）は変わらずだった。水産セクターは、アンザン水産（AGF）は0.27%上昇し、ナムベト水産（ANV）はストップ安となり、フンブオン水産(HVG)は0.21%、ミンフー水産（MPC）は0.63下落し、ベンチェ水産（ABT）は変わらずだった。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は0.76%、ホアビンゴム（HRC）は2.95%、フオックホアゴム（PHR）は0.72%それぞれ上昇した。

　商いが活発だったのは、SSI、タンタオ工業投資（ITA）、STB、REE、SJS、SAMだった。

なお、本日配当権利落ちとなったはハティン運輸(HTV)とサコム通信ケーブル(SAM)は下落し、フーニュアン・ジュエリー（PNJ)変わらずだった。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は7日続伸となり、0.47ポイント（0.26%）上昇し、178.33で取引を終えた。売買高は前日比3割弱増加した。　

　全281銘柄中153銘柄が上昇、113銘柄が下落、15銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は高く寄付くと乱高下となり一旦マイナス圏に沈むこととなる。その後出来高急増と共に底を打ち前日終値を挟んで方向感の無い売買が続き軟調な地合となるも前日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）は2.71%、サイゴンハノイ商銀（SHB）は4.21%、バオベト証券（BVS）は6.25%、キムロン証券（KLS）は5.49%それぞれ上昇し、ベトナム国家再保険（VNR）は1.48%下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム建設(PVX)はストップ高となりペトロベトナム技術サービス(PVS)は0.57%、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)は5.34%それぞれ下落し、ペトロベトナム保険（PVI）は変わらずだった。その他では、ハノイミルク(HNM)は1.18%、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は2.64%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は1.84%、ビネコ鉄鋼(SSM)は0.66%、ビナコネックス(VCG)は3.44%それぞれ上昇し、ビナシン投資石油運輸（VSP）は3.59%下落した。

　中小型株では、ベトドゥック鋼管（VGS）は0.38%、VNダイレクト証券（VND）は3.06%、ウォールストリート証券(WSS)は5.05%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は4.68%それぞれ上昇した。

　商いが活発だったのは、PVX、KLS、VCG、ニンビン火力発電（NBP）、BVS、VSPだった。

　なお、本日新規上場となったアウベト証券（AVS）、ベトドゥック溶接（QHD）、第13リコジ（LIG）はそれぞれ上昇した。また本日有償増資で権利落ちとなったブッソン・セメント包装(BBS)は。