■ホーチミン市場の市況
17日の株式市は反落となりVN指数は9.45ポイント(-1.81%)下落し、511.27で取引を終えた。売買高は前週末比およそ3割増加した。
全230銘柄中31銘柄が上昇、185銘柄が下落、14銘柄が変わらずだった。
第1節は前週末比終値周辺で寄付く。第2節に入って急上昇するも手掛かり材料難と警戒感から売りが強まり、反発らしい反発もなくじりじりと値を消す展開となり、マイナス圏に突入する。その後は下値の固さを意識した買戻しが入り始め、また反落するも、結局わずかのプラスで取引を終えた。
時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホーチミン市インフラ投資(CII)は3.25%、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)は1.89%、キンバックシティーグループ(KBC)は3.6%、ソンダ工業団地・都市投資(SJS)は1.84%、ビンコム(VIC)は3.08%下落した。
銀行セクターでは、ヴィエティンバンク(CTG)は1.82%、エクシムバンク(EIB)は0.95%、サコムバンク(STB)は1.84%、ベトコムバンク(VCB)は0.72%下落した。その他の金融銘柄では、サイゴン証券(SSI)は4.09%下落し、ペトロベトナムファイナンス(PVF)はストップ安となり、バオベト保険(BVH)は変わらずだった。その他では、ペトロベトナム科学肥料(DPM)は2.94%、FPT(FPT)は3.94%、総合フォワーディング(GMD)は2.99%、ホアファットグループ(HPG)は3.41%、ペトロベトナムドリリング(PVD)は2.78%、リー冷蔵電気工業(REE)は2.04%、サコム通信ケーブル(SAM)は3.01%下落した。食品では、マサングループ(MSN)は5%ストップ高となり、キンド食品(KDC)は1.89%、ビナミルク(VNM)は1.09%下落した。
その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖(BHS)は0.31%、ラムソン製糖(LSS)はストップ安となった。水産セクターは、ベンチェ水産(ABT)は2.68%、アンザン水産(AGF)は23.23%、ナムベト水産(ANV)は4.23%、フンブオン水産(HVG)は4.18%、ミンフー水産(MPC)は3.44%下落した。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム(DPR)は2.42%、ホアビンゴム(HRC)は3.14%、フオックホアゴム(PHR)は2.77%下落した。
商いが活発だったのは、SSI、STB、大洋グループ(OGC)、タイニンブルボン(SBT)、ペトロベトナム運輸総公社(PVT)だった。
なお、本日配当権利落ちとなった第584交通工事投資建設(NTB)、ビンタイン輸出入貿易(GIL)下落し、SBTはストップ安となった 。
■ハノイ市場の市況
ハノイ市場は続落となり、ポイント3.10(-1.79%)下落し、169.61で取引を終えた。売買高は前日比わずかに減少した。
全290銘柄中79銘柄が上昇、192銘柄が下落、19銘柄が変わらずだった。
ハノイ市場は前日比高く寄付く。ホーチミン市場と連動する形で反落するも、下値の固さが確認され反発し、引けにかけて買い直され、小幅な上昇で終了した。
時価総額上位銘柄は、金融セクターのベトナム国家再保険(VNR)は0.41%上昇し、アジアコマーシャル銀行(ACB) は0.3%、サイゴンハノイ商銀(SHB)は1.58%、バオベト証券(BVS)は3.55%、キムロン証券(KLS)は2.67%下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム建設(PVX)はストップ高となり、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)は0.48%上昇し、ペトロベトナム保険(PVI)は1.11%下落し、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は変わらずだった。その他では、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は1.52%上昇し、ハノイミルク(HNM)は4.84%、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.91%、ビネコ鉄鋼(SSM)は3.80%、ビナコネックス(VCG)は4.45%、ビナシン投資石油運輸(VSP)は3.83%下落した。
中小型株では、ベトドゥック鋼管(VGS)は3.25%、VNダイレクト証券(VND)は1.01%、ウォールストリート証券(WSS)は4.21%、ヴィエティンバンク証券(CTS)は2.25%下落した。
商いが活発だったのは、PVX、VSP、ペトロベトナムフオンドン旅行(PDC)、KLS、ACBだった。
なお、本日配当権利落ちとなったペトロベトナムドリル溶液化学製品(PVC)はストップ高となった。