1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、2.46ポイント(0.54%)下落し、.453.76で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節では15ポイント強続伸した。ただし第1節の途中から入り出した売りに勢いが出て、第2節では急反落し、前日終値を下回った。その後一時VNインデックスは466レベルまで戻したが、戻り待ち売りが入ると、再び安値圏へ。結局、今日の安値近くで引けた。海外投資家は大きく買い越した。
株価:前営業日比で47銘柄が上昇、101銘柄が下落した。
時価総額最上位銘柄では上昇したものが優勢だった。ただ3%を超えて上昇下のはビナミルク(VNM)とペトロベトナムドリリング(PVD)程度だった。上場初日だったが、時価総額第1位に躍り出たバオベトグループ(BVH)は4万6,200ドンとストップ高した。売買高は150万株を超えた。一方、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、サコムバンク(STB)、タンタオ工業投資(ITA)などは下落した。
商いが大きかったのは、STB、サイゴン証券(SSI)、サコム通信ケーブル(SAM)、PVF、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)などだった。SSIとHAGは上昇した。
前出以外で大幅に下落したのは、ペトロベトナム運輸(PVT)、デスコン工業建設(DCC)、カインホア電力(KHP)、バオミン保険(BMI)など。また、クーロン製薬(DCL)、サフィ運輸代理(SFI)、ラムソン製糖(LSS)、イメックスファーム(IMP)、ハパコ(HAP)、ドメスコ医療(DMC)、ダナンゴム(DRC)などは大幅に上昇した。
海外投資家が大きく買いを入れたのは、ファーライ火力発電(PPC)、FPT、ホアファット(HPG)、HAG、ペトロベトナム化学肥料(DPM)など。一方、総合フォワーディング(GMD)、PPC、ビンチャイン建設投資(BCI)、カントー農業技術資材(TSC)などへは買いを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは3.27ポイント(2.07%)下落し、154.36で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、73銘柄が上昇、111銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では高安まちまち。ビナコネックス総公社(VCG)、ペトロベトナム保険(PVI)、ベトナム国家再保険(VNR)が下落し、ACB銀行、サハバンク(SHB)、バオベト証券(BVS)などが上昇した。
商いが大きかったのは、ACB、キムロン証券(KLS)、VCG、SHBなどだった。証券銘柄は上場初日のサイゴンハノイ証券(SHS)を含めて、商いを伴い、上昇した。SHSの売買高は180万株強、平均株価は3万9,600ドンだった。
海外投資家は売り越した。大きく売りを入れたのはSHB、ペトロベトナムドリル溶液(PVC)、BVSなどだった。一方、SHS、BVS、ビナコネックス高級タイル(VCS)、キンバックシティグループ(KBC)などへは買いを入れた。