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ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

1)　ホーチミン市場(HOSE)
　
　VN-Indexは、10.19ポイント(3.87％)上昇し、273.39で終えた。売買高・売買代金共大幅増加した前日から一段と増加した。昨夜の米株高で強気の展開が続いた。サイゴン証券(SSI)では売買高が僅かに10万株弱と売り注文が入らず、ストップ高での買い注文残も100万株に迫った。こうした中、海外投資家は久しぶりに買い越した。特にベトファンドマネジメント1(VFMVF1)への買いが飛び抜けて多かった。

　株価：前営業日比で上昇したのは153銘柄、13銘柄が下落した。

　時価総額上位銘柄は引き続き全面高。ストップ高を続けたものも多かった。

　サコムバンク(STB)が350万株を超えて取引された他、VFMVF1、サコム通信ケーブル(SAM)、ベトナムブルーチップファンド(VFMVF4)などの商いが膨らんだ。

　金融関連銘柄や、このところやや地味な動きが続いていた製薬関連も大幅上昇。ベンチェ林水産(FBT)を除いて水産銘柄も好調だった。不動産では新規上場銘柄は小幅な動きに留まった。577投資(NBB)は変わらずだった。

　海外投資家はVFMVF1以外では、ファーライ火力発電(PPC)、FPT、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などに買いを入れた。一方、ダナンゴム(DRC)、DPM、総合フォワーディング(GMD)、ドンフーゴム(DPR)、ホアビンビル(HBC)などへは大きく売りを入れた。

※株価調整のあった銘柄：ルーザー電機(LGC)・配当(額面比8％)、ハノイ郵電設備建設(HAS)・配当(額面比15％)

2)　ハノイ市場(HASTC)

　HASTC-Indexは4.57ポイント(4.88％)上昇し、98.14で引けた。売買高・売買代金共に増加した。

　株価：前営業日比で、148柄が上昇、19銘柄が下落した。
　
　時価総額上位銘柄は全面高。タックバー水力発電(TBC)が3％台の上昇に留まったが、それ以外は揃って6％超上昇した。

　ACB銀行と、海外投資家から大きく売りが入った時価総額の大きなセメント2銘柄がいずれも200万株以上取引された。

　ソンダ関連銘柄でも大幅上昇したものが多かった。ストップ高した太平洋横断(PAN)は再びSSIが購入登録を発表した。

　海外投資家は売り越しを続けた。ブッソンセメント(BTS)とビムソンセメント(BCC)へは共に200万株前後の売りを入れた。バオベト証券(BVS)への売りも続いている

※株価調整のあった銘柄：郵電施設(POT)・配当(額面比6％)、チョロンビルディング(RCL)・配当(額面比10％)、ホーチミン市教育図書(SGD)・配当(額面比6％)、ビグラセラハロン1(HLY)・株式配当(3対1)