1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、4.23ポイント(0.96%)上昇し、444.79終えた。売買高・売買代金共に増加した。続伸したが、全面高の展開とはならず、利益確定の売りも多かった。それでも6月に入ってから、年初来高値更新が続いている。ただし上値は重く、今日の高値は447.79に留まった。高値警戒感が強まる一方で、旺盛な需要は健在。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で100銘柄が上昇、59銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では高安まちまち。ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ハウザン製薬(DHG)はストップ高した。一方、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、サコムバンク(STB)、ビンパールランド(VPL)などは小幅ながら下落した。ビナミルク(VNM)、ホアファット(HPG)、FPTなどは変わらずだった。
商いが多かったのは、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、タイニンブルボン(SBT)、リー冷蔵電気(REE)、ベトナム海運商船(VST)、ラムソン製糖(LSS)など。
ビエンホア製糖(BHS)を含めて、製糖3銘柄はいずれもストップ高した。ドメスコ医療(DMC)、ホーチミン市金属(HMC)、トゥリエム都市開発(NTL)、タイニンゴム(TRC)などがストップ高した。
こうした中で、DIC投資(DIC)、資材石油(COM)、カットロイ(CLC)、サイゴン縫製貿易(GMC)などがストップ安した。
海外投資家は取引量を増加させ、買い越し幅を広げた。大きく買いを入れたのは、HPG、STB、SSI、FPT、DPMなど。一方、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、ドンド海運(DDM)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは0.30ポイント(0.19%)上昇し、154.86で引けた。売買高・売買代金共大きくは変わらなかった。
株価:前営業日比で、65銘柄が上昇し、106銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄で上昇したのはサハバンク(SHB)、ビナコネックス総公社(VCG)、ティエンフォンプラスチック(NTP)の3銘柄のみだった。ただしいずれも上げ幅は大きかった。
タイル・農産・ガス銘柄が高かった。セメントは安いものも多かったが、サイソンセメント(SCJ)はストップ高した。ソンダ銘柄は総じて安かった。
海外投資家は大きく売り越した。VCGへ110万株の売りを入れた。キムロン証券(KLS)へも30万株の売りを入れた。一方、SHBへは23万株強、PVSへは9万株強の買いを入れた。