1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、4.05ポイント(0.85%)下落し、.475.22で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。第1節では7ポイント弱上昇していたが、第2節に入って上げ幅を急速に縮めると、前日終値も割り込んだ。午前10時前には今日の安値472レベルまで下げた。やや盛り返したが、第3節では再び売りが優勢となり引けた。週ベースでは8週ぶりに下落した。商いもやや縮小した。海外投資家も商いを縮小しつつ、売り越しを続けたが、買いとの差は縮まった。
株価:前営業日比で57銘柄が上昇、98銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では下落したものがやや優勢だった。ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、サイゴン証券(SSI)、サコムバンク(STB)などが下落し、FPT、ソンダ工業団地(SJS)、ペトロベトナム運輸(PVT)などが上昇した。ビナミルク(VNM)、ホアファット(HPG)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)は変わらずだった。
商いが大きかったのはSTB、SSI、HPG、サコム通信ケーブル(SAM)など。
リラマ10(L10)、OPC製薬(OPC)、タイセラタイル(TCR)、タックモ水力発電(TMP)、ビナスン(VNS)、タンビン文化(ALT)、南部種苗(SSC)などがストップ高した。一方、ビンホアン(VHC)、チベコ飲料(TRI)、カビコベトナム建設採鉱(MCV)、ホーチミン市金属(HMC)、第16リコジ(LCG)、577投資(NBB)などがストップ安した。
海外投資家は今日もファーライ火力発電(PPC)へ74万株強売りを入れた。タンダイフンプラスチック(TPC)へも連日大きな売りを入れた。一方、HPG、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)へは買いを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは0.68ポイント(0.40%)下落し、167.86で引けた。売買高・売買代金は共に大きくは変わらなかった。
株価:前営業日比で、106銘柄が上昇、82銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は高安まちまち。ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ペトロベトナム保険(PVI)、ベトナム国家再保険(VNR)、ティエンフォンプラスチック(NTP)が大幅に上昇した。一方、ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)などが下げた。
商いが大きかったのはACB銀行、PVS、VCG、KLSなどだった。
海外投資家は売り越した。連日ベトナム国家再保険(VNR)へは大きく売りを入れている(57万株強)。NTP、PVS、ビナシン投資石油運輸(VSP)へも売りを入れた。一方、ビナコネックス高級タイル(VCS)、キンバックシティグループ(KBC)、バオベト証券(BVS)、サハバンク(SHB)へは買いを入れた。