1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、15.79ポイント(3.68%)下落し、412.88で終えた。売買高・売買代金共に大きく変わらなかった。先週末に貸付成長率を抑制するように国家中央銀行に指示していたことが伝えられ、一方中銀は預金準備金利の大幅な引き下げを発表した。証券市場からの資金流失や、銀行利益の圧迫が懸念されて、金融関連銘柄などを中心に大きく売りが入った。ただし海外投資家は買い越しを続けている。
株価:前営業日比で銘柄が14銘柄上昇、銘柄が銘柄151下落した。
時価総額上位銘柄では全面安の展開。上昇したのはフーニュアンジュエリー(PNJ)程度だった。
商いが最も大きかったのは620万株強取引されたサコムバンク(STB)。サイゴン証券(SSI)、サコム通信ケーブル(SAM)、ベトコムバンク(VCB)などがこれに続いた。
海外投資家はSTB、ファーライ火力発電(PPC)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)などに買いを入れた。一方STB、リー冷蔵電気(REE)、SSI、PPCなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ビナミルク(VNM)・配当(額面比20%)、サイゴン縫製(GMC)・配当(額面比6%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは5.62ポイント(3.9%)下落し、138.55で引けた。売買高・売買代金共に大きく変わらなかった。
株価:前営業日比で、29銘柄が上昇、162銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面安。金融関連銘柄を中心に大幅に下落した。
ACB銀行、キムロン証券(KLS)、VCGの3銘柄の商いが大きかった。
海外投資家は買い越した。キンバック都市開発(KBC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ブッソンセメント(BCC)などへは買いを入れた。一方、KBCへは売りも大きく入れたが、ネットでは買い越した。