1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、7.33ポイント(1.26%)下落し、574.78で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。一時は前日終値を上回ったが、主力銘柄に利益確定の売りが入り、9月初旬以来の続落となった。海外投資家は一段と売りを強めた。商いは依然高い水準が維持されている。
株価:前営業日比で47銘柄が上昇、112銘柄が下落した。
時価総額最上位銘柄では、下落したものが優勢。ビナミルク(VNM)、ソンダ工業団地(SJS)などが大幅安、金融関連銘柄も安かった。一方、DIC総公社(DIG)、キンド食品(KDC)、総合フォワーディング(GMD)、リー冷蔵電気(REE)などは上昇した。
STB、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、REE、サイゴン証券(SSI)、GMD、ペトロベトナム総合サービス(PET)などの取引が活発だった。
上場初日にのメコン水産(AAM)とベトナムM&E建設(MCG)は共にストップ高した。
海外投資家は大きく売り越した。REEへは70万株弱売りを入れた。VNM、SJS、SSI、ホアファット(HPG)などへも売りを入れた。一方第2ハティエンセメント(HT2)、FPT、ペトロベトナムドリリング(PVD)、ビタコタンカー(VTO)などへは買いを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.31ポイント(0.17%)下落し、180.77で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、42銘柄が上昇、162銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は下落したものが多かった。サイゴンハノイ証券(SHS)、バオベト証券(BVS)、ヴィエティンバンク証券(CTS)、ペトロベトナム保険(PVI)、キンバックシティグループ(KBC)、ビムソンセメント(BCC)などが安かった。一方、ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)が上昇した。
ソンダ銘柄も大方は利益確定の売りに押された。ビナコネックス銘柄では大幅続伸したものもあった。
海外投資家は売り越した。ホアンマイセメント(HOM)、SHS、VCG、PVIなどへ大きく売りを入れた。一方、VCG、KLS、ドアンサポート(DXP)などへは買いを入れた。