1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、0.82ポイント(0.14%)下落し、582.02で終えた。売買高・売買代金共に大きく変わらなかった。第1節で3ポイント弱上昇した後、第2節にはいるとVNインデックスは一時590を超えた。ただしそこからは売りが優勢となり反落、第3節では今日の安値で引けた。海外投資家は売り越しを続けた。
株価:前営業日比で72銘柄が上昇、85銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では、下落したものが優勢だった。大幅に下落したのは、DIC総公社(DIG)、ソンダ工業団地(SJS)、キンド食品(KDC)、総合フォワーディング(GMD)など。一方はサコムバンク(STB)とサイゴン証券(SSI)がストップ高した。ペトロベトナムファイナンス(PVF)も高かった。
STBは連日1,000株を超える大商い。リー冷蔵電気(REE)、サコム通信ケーブ(SAM)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、ペトロベトナム総合サービス(PET)、GMDなどの取引も活発だった。
海外投資家は売り越した。FPT、ファーライ火力発電(PPC)、ホアファット(HPG)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ベトコムバンク(VCB)などへ売りを入れた。一方ホーチミン市インフラ投資(CII)、シィウタイン(ST8)、FPT、カスミナ(CSM)などへ買いを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.96ポイント(0.52%)上昇し、184.43で引けた。売買高・売買代金は共に大きく変わらなかった。
株価:前営業日比で、151銘柄が上昇、52銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢。大幅に上昇したのはキムロン証券(KLS)とビナシン投資石油運輸(VSP)。キンバックシティグループ(KBC)とバオベト証券(BVS)も高かった。一方、いずれも小幅ながら、ビナコネックス総公社(VCG)やペトロベトナム建設総公社(PVX)、ベトナム国家再保険(VNR)などが下落した。
金融関連銘柄は全般に高かった。ソンダ・ビナコネックス銘柄も高かった。
初日を迎えたソンダ都市開発建設(SDU)の平均株価は8万900ドン、売買高は63万600株だった。
海外投資家は僅かに売り越した。ホアンマイセメント(HOM)、VCGなどへ大きく売りを入れた。一方、HOM、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ドアンサポート(DXP)、BVSなどへ会を入れた。
※株価調整のあった銘柄:サラ(SRB)・配当(額面比2.19%)