1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、14.39ポイント(2.61%)上昇し、566.42で終えた。売買高・売買代金共に増加した。世界の株高を好感、第1節から8ポイント強上昇してスタートした。第2節では一時570近くまで値を伸ばした。やや戻して引けたが、1ヶ月ぶりの大幅高となった。海外投資家も売買代金では買い越した。
株価:前営業日比で150銘柄が上昇、下落したのは11銘柄のみだった。
時価総額上位銘柄では全面高の展開。ビナミルク(VNM)、ホアファット(HPG)、FPT、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)などの主力株がいずれも4%超上昇した。ソンダ工業団地(SJS)とDIC総公社(DIG)が小幅下落した。
サコムバンク(STB)、リー冷蔵電気(REE)、サイゴン証券(SSI)、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)などの取引が活発だった。
金融関連銘柄ではホーチミン市証券(HCM)とバオミン保険(BMI)が大幅高。ゴム・製薬・不動産なども高い。
初日を迎えたサオバンゴム(SRC)はストップ高の5万ドンで引けた。売買高は僅か20株だけだった。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナム化学肥料(DPM)、カスミナ(CSM)、VNM、ダナンゴム(DRC)、サイゴン縫製(GMC)、ペトロベトナムドリリング(PVD)などへ買いを入れた。一方、CIIへは50万株強売りを入れた。ファーライ火力発電(PPC)、VNM、VCBなどへも売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:マリーナハノイ(MHC)・無償増資(株式割当100対15)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは4.14ポイント(2.34%)上昇し、181.01で引けた。売買高・売買代金共に大幅に増加した。
株価:前営業日比で、185銘柄が上昇、27銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は概ね上昇した。中でもペトロベトナム保険(PVI)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、ホアンマイセメント(HOM)などが大幅に上昇した。一方、キンバックシティグループ(KBC)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)、サハバンク(SHB)が小幅下落した。
キムロン証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)、SHB、KBCなどの取引が多かった。
教育出版ファイナンス(EFI)はストップ高を続けた。ソンダ・ビナコネックス・リラマ銘柄も連日高い。
海外投資家は売り越した。SHBとサイゴンハノイ証券(SHS)へ共に50万株以上売りを入れた。PVIへも16万株強売りを入れた。一方、HOMへは20万株買いを入れたのが目に付いた。
※株価調整のあった銘柄:サイゴンプラスチックパッケージング(SPP)・配当(額面比10%)、ソンダ交通工事(SKS)・配当(額面比10%)