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  ホーチミン市場の前場は、小幅な上昇で寄り付いた後、一時マイナス圏に転落する局面もあったが、主にプラス圏で取引が続いた。後場に入り665.5 (＋0.46％)まで上昇する局面もあったが、ペトロベトナムガス[GAS]が一時急落しストップ安を付けたことでVNインデックスも下落、その後GASの反発とともに若干値を戻したものの＋1.41ポイント(＋0.21％)高の663.86で引けた。売買代金は1兆9900億VND(約103億円)、前日比＋41.6%増加した。

  主力株はまちまちだったが、全体的に見て値上がり銘柄の方が多く、ビナミルク[VNM]が堅調、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]が小幅上昇しインデックスを牽引した。ファロス建設[ROS]、ビングループ[VIC]、バオベトグループ[BVH]、ヴィエティンバンク[CTG]も小幅上昇した。その一方、ベトナム投資開発銀行[BID]、GAS、マサンインベストメントグループ[MSN]、ベトコムバンク[VCB]は小幅下落した。

＋金融関連について、銀行株は軒並み上昇、中でもエクシムバンク[EIB]、サコムバンク[STB]の2銘柄が特に堅調だったことが目立った。証券株はまちまち、ホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]、の2大型株はいずれも小幅下落した。保険株は軒並み上昇し、中でもベトナム投資開発銀行保険[BIC]の大幅高が目立ち、バオミン保険株式公社[BMI]、バオベトグループ[BVH]も小幅上昇した。

＋不動産・建設株はまちまち、タンタオ不動産[ITA]、リー冷蔵電気工業[REE]が堅調、FLCグループ[FLC]、ホーチミン市インフラ投資[CII]、ROSが小幅上昇する一方、キンバックシティーグループ[KBC]、コテコンズ建設[CTD]、VICは小幅下落し、カンディエン不動産[KDH]、CII道路橋梁投資[LGC]は横ばいだった。

＋鉄鋼株は軒並み下落、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]が軟調で、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]も小幅下落した。

＋食品・飲料株はまちまち、ビエンホア製菓[BBC]、GTNフーズ[GTN]、パングループ[PAN]、MSNが小幅下落した。一方、SABは小幅上昇し、キドグループ[KDC]、VNMは堅調、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]が特に堅調だったことが目立った。

  ハノイ市場の前場は、朝方に若干上昇したがすぐ失速、マイナス圏に転落し78.78 (▲0.59％)に下落する局面もあった。後場は一旦上昇に向かったものの引けにかけ下落しHNXインデックスは▲0.38ポイント(▲0.48％)安の78.87で取引を終えた。売買代金は2500億VND(約13億円)、前日比▲9.3%減少した。

  主力株はまちまち、アジアコマーシャル銀行[ACB]が軟調、ダバコグループ[DBC]、ティエンフォン・プラスチック[NTP]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が小幅下落する一方、ハイフォン港[PHP]、PVIホールディングス[PVI]、ビナコネックス[VCG]、VCS高級クオーツストーン[VCS]は小幅下落し、郵便保険株式総公社[PTI]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、ベトナム国家再保険[VNR]は横ばいだった。